2017年01月14日

生きた道すじを記録する仕事

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

※物語版「零(zero)に立つ」のあらすじと、バックナンバーは、こちら


脚本担当のかめおかゆみこです。


一昨年、2015年8月、網走で、語り劇「零(zero)に立つ」を
上演させていただきました。

脚本を書くなかで感じたのは、「意識して残さないと、歴史とい
うものは消えてしまうものなんだなあ」ということでした。

イセさんを主人公にした小説は、過去に3冊出ています。

・金子きみ「雪と風と青い天」
・佐々木悦「あぐらばあちゃん」
・山谷一郎「岬を駈ける女」(「オホーツク凄春記」改題)

けれども、すべて、30年以上前の作品です。また、すべて、イセ
さんが生きておられるころの作品なので、どれも、人生のすべて
を網羅していないのです。

連載を終えてみて、もちろん、まだまだ掘り起こせていないエピソ
ードはあるのですが、まがりなりにも、生前の人生を網羅した
のは、今回の連載がはじめて
だと気づきました。

ある意味、緊張するし、うれしくもありました。

105年の人生を生き抜いたイセさん。エピソードはまだまだたく
さんあるでしょう。

そして、それを知っているひとたちもまた、徐々にあちらに逝かれ
ていきつつあります。

もともとは、語り劇「零(zero)に立つ」を書くために、かかわった
活動でした。でも、いまは、それを超えて、イセさんの生きた道す
じを記録する仕事をになったのだと感じています。

現時点では、わずか500冊の冊子です。それも、商業出版ではな
く、個人の自主制作にすぎません。それでも、ささやかながら、想
いをつなげたとは思っています。

語り劇「零(zero)に立つ」をとおして、また、この冊子「零(zero)に
立つ」をとおして、ひとりでもイセさんの生きかたにふれてくれる
かたが、ふえてくださるとうれしいなと思います。

今年は、首都圏公演を予定しています。ぜひ、仲間になって、おち
からを貸していただけると、うれしいです。

詳細は、ちかぢか告知いたします。ぜひお読みくださいね


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「零(zero)に立つ」第1巻
イセさんの誕生〜北海道に渡るまで。波瀾万丈の人生の幕開けです!
 
1200円+送料200円=1400円 ※2冊以上でも、送料は据え置き200円
詳細は、こちら
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第2巻・第3巻の予約受付は、「零(zero)に立つ」の感想募集の結果発表日、
1月15日に開始
します。


語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
会場/新宿区内施設(新宿駅から約10分)
参加費/2000円(当日集めます)
詳細/こちら
お申し込み/こちら
お問い合わせ/info@kamewaza.com

夢実子の語り劇を上演してみませんか?



※網走以外の、北海道の写真も掲載していきます。
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「十勝平野の畑」 
写真提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTOさん
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2017年01月13日

感想、ありがとうございます!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

※物語版「零(zero)に立つ」のあらすじと、バックナンバーは、こちら


脚本担当のかめおかゆみこです。

感想募集、昨日で締め切りました。

感想〆切日の2日前くらいから、ブログのアクセスがぐぐっ
と伸びて、見ると、過去のページをずっと追いかけてくださ
っているのがわかりました。

とってもとってもうれしかったです!

お一人おひとりの感想、とてもこころがこもっていて、あり
がたくうれしく、読ませていただいています。

あさって15日、結果を発表しますので、楽しみにお待ちく
ださいね。


さあ、そして、今度は、冊子「零(zero)に立つ」第2巻・第
3巻の編集
を、フル回転ですすめます。

先日も、第1巻をお読みいただいたかたから、こんなうれし
いお話を聴かせていただきました。

「家に帰って、何気なく夫に『読む?』って言って、テーブル
のうえにおいといたの。ふだんは、私がそんなふうにおいと
いても、あまり反応しないのに、今回は、私が食事のしたく
してる小一時間のあいだに、もう読んじゃったみたいで、
『つづきは?』だって」

本当にうれしいですね。そして、こんなふうに、

「いつもは読まなかったり、なかなか読みすすめられないひ
とが、あっというまに読んでしまう」


という感想、あちこちからいただいています。

それはもちろん、イセさんのパワーのなせるワザなのですが、
あいだに入っているワタシとしても、うれしいかぎりです。

ひとりでも多くのひとに伝えていけるよう、がんばりますので、
どうぞ、応援してくださいね。

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「零(zero)に立つ」第1巻
イセさんの誕生〜北海道に渡るまで。波瀾万丈の人生の幕開けです!
 
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第2巻・第3巻の予約受付は、「零(zero)に立つ」の感想募集の結果発表日、
1月15日に開始
します。


語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
会場/新宿区内施設(新宿駅から約10分)
参加費/2000円(当日集めます)
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「花時計ハナック(十勝川温泉)」 
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2017年01月12日

感想〆切、今日ですよ〜♪

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

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脚本担当のかめおかゆみこです。

感想〆切.JPG

本日お伝えしたいのは、これだけです。
お待ちしてまあす


※「番外編」は、のちほど〜。


本日〆切
物語版「零(zero)に立つ」感想募集中
募集期間/2016年12月31日〜2017年1月12日23時59分
条件/物語版「零(zero)に立つ」の感想を、400字以上
結果発表/2017年1月15日(日)の当ブログにて!
詳細/こちら
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「零(zero)に立つ」第1巻
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第2巻・第3巻の予約受付は、「零(zero)に立つ」の感想募集の結果発表日、
1月15日に開始
します。


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日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
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2017年01月11日

番外編★名前も書けない議員?

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

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脚本担当のかめおかゆみこです。

今日も、後日談というよりは、こぼれ話的に。

               

イセが、市議会議員4期目のとき、自由民主党北海道支部
連合会(略称「自民党道連」)が、婦人部長を誰にするかで、
もめた。

そして、イセのところに打診がきた、という話は、第139話
で書いた。

イセは、「私は、尋常小学校4年しか出てなくて、自分の名
前もろくに書けないから無理だ」と言って、ことわった。

そうすれば、あきらめるだろうと思ったのである。

ところが、それを聴いた、自民党道連の幹事長・岩本政一が、
イセを気に入った。

「字なんか書けなくていい。大学卒の秘書をつける」というか
ら、とうとう、イセもことわりきれなくなった、というわけだ。

岩本も、小学校出なので、親近感をもったのだろう。田中角栄
もそうだったが、苦労して政治家になった人間は、なおさら、
イセを応援したくなるのだろう。

ところで、尋常小学校4年卒というのは本当だが、自分の名前
も書けないというのは、もちろんホラである。

それどころか、英語以外、たいていのことはこなしてしまう。

名前も書けない議員の補佐をするつもりで着任した大卒秘書
は、その卓抜な才能に舌を巻いた。

下手をすると、自分の出番がないのである。

ただ、字は、あまりきれいなほうとは言えなかったらしい。それ
でようやく、大卒秘書も、自分の役割を果たすことができたので
ある。

また、議員引退後の話だが、こんなエピソードがある。

イセは、年がら年中、あちこちにまねかれて講演やら、記念式
典等でのあいさつなどをしていた。

その草稿を、しばしば、自分の身近で、信頼できるものに、書
かせていたという。

ところが、当日になると、その草稿を見ないのである。それど
ころか、原稿ももたずに、草稿とはちがう内容を、しゃべるこ
とも多かったという。

草稿を頼まれたものは、「一体、何のために書かせるのか?」
と、いぶかったそうだ。

しかし、見かたを変えれば、これはある意味、貴重な体験であ
る。イセになりかわって原稿を書くわけだから、ものの見かた
や、考えかたを、イセに寄り添って考えることになる。

昔から「門前の小僧、習わぬ経を読む」ということばがあるが、
それにもまさる、有意義な修行になったのではあるまいか。

最近は、官僚が書いた原稿を、一語一句そのまま読む議員も
いるようだが、イセの爪の垢を、煎じて飲ませてやりたいところ
である。


明日〆切
物語版「零(zero)に立つ」感想募集中
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「十勝三股のルピナスとニペソツ山」 
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2017年01月10日

番外編★「はだかにされる…」

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

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脚本担当のかめおかゆみこです。

今日も、後日談というよりは、こぼれ話的に。

本日のお話、けっして、誰かを本当にはだかにしたり、され
たりしたというハナシではありません。

でも、ご本人が実際にそうおっしゃっていたので、タイトルに
使わせていただきました〜。

               

イセは、子どものころから、つねに他人のなかで生きてきた
ところがある。

2歳足らずで里子に出され、里親の家族とともに暮らしたの
をはじまりに、10歳で実家にもどれば、そこには継母のモ
ヨがいた。

11歳ではじめての家出をして、船山先生夫妻の家で住み込
みではたらき、その後は織物工場の寮で暮らし、17歳で北
海道にわたって、遊廓ではたらいた。

いつでも他人を意識して暮らしているひとは、自然に、ひと
を見抜くちからをつけるようだ。

市議会議員を引退したあとも、さまざまなひとが、イセのと
ころに相談にきたのも、そうした力量を買ってのことだろう。

「いせの里」の理事長になってからの話である。

職員募集で、ひとりの女性(仮に「Aさん」とする)が、応募
してきて、イセが面接にあたることになった。

Aさんは、もともと、網走の出身ではなく、結婚して網走に
やってきた。

そのため、まわりから受け入れられるかどうか、うまくやっ
ていけるかという、不安も大きかった。

頭のなかは、「どんなふうに言おうか」「何を言えば気に入っ
てもらえるだろうか」という想いでいっぱいだった。

理事長室のドアをノックして、なかに入った。

一礼して見ると、目の前に、イセがすわっている。その目が、
まっすぐにAさんを見つめていた。

その瞬間、Aさんは、電流を受けたようなショックを受けた。

そのまなざしが、Aさんの心持ちの、何もかもを見抜いてい
るように感じたからだ。

(あ、このひとには、何をかくしてもむだだ…)

「その目に、はだかにされるような気がした…」と、Aさんは
のちに語っている。

そんなAさんに、イセはやさしく語りかけた。

「なんも、とりつくろうことはない。あんたは、あんたらし
く、堂々としてたらいい。明るく、笑顔でやってみなさい」

心細く思っていたAさんのこころに、ぽっと明かりがともっ
たような気がした。

そして、そのまなざしとことばは、いつまでたっても、ここ
ろから消えないのであった。

そんなエピソードがいくつも残っている。

しかし、当然ながら、イセは、神さまでも超能力者でもない。
たまには、眼力がはずれることもある。

仕事以外ではあるが、ある活動に関して、「このひとがいれ
ば、もう大丈夫!」と、太鼓判を押したひとが、あとで残念な
結果になったということもあった。

名誉のために、詳細は伏せる。たぶん、イセの期待が大き
すぎたのだろう。ある意味、ちょっと気の毒な気もする。


あさって〆切
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「十勝川温泉彩凛詩」 
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2017年01月09日

番外編★負けず嫌いにもほどが…

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『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

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脚本担当のかめおかゆみこです。

今日は、後日談というよりも、いわば、楽屋オチみたいな話
なので、天国のイセさん、苦笑しているかもしれません。

バクロ話、おゆるしくださいませ
ネタもとは、ナイショにしておきまあす

               

イセは、子どものころから、とことん負けず嫌いであった。

それが、のちに苦難を乗りこえていく原動力にもなっていっ
たのだが…。

年をとってからも、年よりあつかいされるのがきらいであった。

体力を維持するために、毎朝のラジオ体操と、一時間の乾
布摩擦は欠かさなかった。

しかし、いくらきたえても限界というものがある。

90歳を過ぎると、イセは、杖を使うようになっていたが、この
杖も、ひとまえではあまり使いたがらなかった。

博物館「網走監獄」理事長時代も、東京などからお客がくると、
杖を使わずにむかえに出て、みずから施設を案内する。

それはいいのだが、お客が帰ったあと、しばしば、職員にマッ
サージをさせるはめになるのだった。

こんなこともあった。

90歳もなかばのころ、イセは、ある地方都市で、講演をする
ことになった。

このころは、長時間の移動には、車椅子も併用するようになっ
ていた。

会場に着き、ステージ袖まで、同行してきた職員に、車椅子を
押してもらった。

ところが、職員が、そのまま、壇上の椅子まで押して行こうと
すると、イセは、「ここからは歩いていく」と言ってきかない。

「無理されては…」と気づかったが、イセは立ち上がり、その
まま歩いていこうとした。

しかし、数歩歩いたところで、その足が止まった。さらに、ふり
かえって、職員に、「こっちにこい」というしぐさをする。

やはり、無理だということに気づいたのだろう。職員はあわて
て駆け寄り、イセの手をとって、壇上の椅子まで誘導した。

客席からは、職員が、エスコートでもしているように見えたで
あろう。

そんな意地っ張りなところも、ある意味、イセが元気を保った
一因なのかもしれない。

しかし、やりすぎは禁物である。

あるとき、イセは、何を思ったか、こんなことを言い出した。

「私の歯は丈夫なんだ。いまだって、きゅうり一本、そのまん
まかじって食べられる!」

そう言うと、周囲が止めるまもなく、手元にあったきゅうりを
つかむと、そのまま、ガリガリとかじりはじめた。

ところが、その表情が、突然、うっとゆがんだ。

なんと、弱りつつあった歯の1本が、そのいきおいに耐えきれ
ず、寿命をむかえてしまったのである。

速攻で、監獄送り…ならぬ、歯医者送りになったのは、言うま
でもない。


〆切まで、あと3日
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2017年01月08日

番外編★ホンモノは誰?!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

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脚本担当のかめおかゆみこです。

冊子「零(zero)に立つ」第2巻・第3巻を、かたちにするため
に、いま、原稿の再チェックをしているところです。

すると、見落としている箇所なども、ときどき見つかります。

とくに後日談は、タイミングを逸して、入れずじまいになっ
てしまったものがいくつかあります。

今日は、「三田のコウウン寺」のお話をします。

第5章第37話。14歳のイセは、家出し、女優の松井須磨子
を頼って上京しますが、会うことかなわず、飛びこんだ仕事
先でもうまくいかず、ついに山形にもどることにします。

けれども、むかっ腹を立てて飛び出してきたものですから、
先立つものがありません。

困っていると、向こうから和尚さんが歩いてきます。

「旅費を貸してください」と頼むイセに、お金を貸してくれた
ばかりか、上野駅まで案内してくれ、パンまでおごってくれ
たという、ふところの広い和尚さんです。

住所を訊くと、「三田のコウウン寺」とこたえました。

この後日談です。

               

山形にもどったイセは、紡績工場ではたらいたお金で、和尚
にお金を送金しようとした。

が、出した手紙は、宛て先不備でもどってきてしまった。よ
く考えると、「三田のコウウン寺」だけでは届くはずがない。

イセは困ったが、どうしようもない。そのまま、長い年月が
流れた。

戦後、網走市議会議員になり、その数奇な人生が小説化
されたり、テレビドラマ化されたりして、イセの名前は全国
的に有名になった。

また、自身も、しばしばテレビ出演するようになった。

あるとき、苦労を重ねた10代の思い出を語っているときに、
ふと、この和尚のことを思い出した。

「三田のコウウン寺と言いましたっけね。あのころは、調べ
るだけの知恵もなくて、そのままになっちゃいましたよ。い
までもあのときの和尚さんには、申し訳ないと思ってますよ」

そんなことを、ぽろりとこぼした。これが、思いのほか、大
きな反響を呼んだ。

放送のあと、「それは、まちがいなく、うちの先代のことです」
と名乗るものがあらわれたのだ。

しかも、3人も!

イセは困った。何十年も前に一度しか会ったことのない和尚で
ある。顔もおぼえていないのだ。

しかたなく、一番たしかだと思われるひとりに、お礼のお金を
わたすことにしたのだった。

しかし、港区三田というせまい地域に、コウウン寺なる寺が3
軒もあるものだろうか。

いま、現在の港区三田の寺を調べてみたが、コウウン寺という
名の寺は現存しない。かろうじて、コウフク寺が見つけられた
だけである。

仮に、イセの聴きちがい、もしくは、寺が引っ越したという解
釈(笑)を採用してみて、調べてみると、港区内には、200
近い寺がある。

そのなかで、コウウン寺は、1軒。高輪の住所に見つかった。

そのほかには、名前の似たものに、コウン寺、コウエン寺、コ
ウセン寺、コウリン寺が、かろうじて見つけられるのみである。

「岬を駈ける女」(山谷一郎著)によれば、イセが海苔問屋を
飛び出して歩いていた道の、ずっと先には、遊廓街があったと
いう。

朝ともなると、その道を、遊廓帰りの男たちが、よく歩いてい
たというのだ。

イセが会ったという和尚、もしかしてとんだナマグサ坊主だっ
たのではないか。

名前を訊かれて、正直にこたえることもできず、つい架空の名
前をこたえてしまったのではないか。

…などと、あらぬ想像をふくらませることも、できなくはない。

いずれにしても、それから、100年というときが流れた。
何があったとしても、水に流すには、充分な年月のようではある。


〆切まで、あと4日
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「ピョウタンの滝」 
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2017年01月07日

番外編★初恋のその後

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

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冊子「零(zero)に立つ」第2巻・第3巻を、かたちにするため
に、いま、原稿の再チェックをしているところです。

すると、見落としている箇所なども、ときどき見つかります。

とくに後日談は、どこかで入れようと想いながら、タイミング
を逸して、入れずじまいになってしまったものがいくつかあり
ます。

戸田茂雄のこともそうです。

おぼえていらっしゃるでしょうか? 
第4章(第26話第31話)「イセの初恋」に登場する、初恋
の相手のことです。

今日は、番外編として、載せそびれていたエピソードをご紹
介しましょう。

               

手をにぎることさえなかった初恋の相手…。

米沢の駅で別れたきり、イセはそれから二度と、茂雄と会う
ことはなかった。

しかし、戦後、網走市議会議員になってからのことである。

イセはたまたま、ある銀行の支店一覧のなかに、「戸田茂雄」
の名前を見つけた。

どきっとした。茂雄の家は米沢の名家で、父親もたしか、銀
行業をいとなむ事業家だったと記憶している。

年齢的にも、茂雄が支店長になっていても、何の不思議もない。

「きっと、茂雄さんだ。まちがいない…」

まだ13歳だった自分に、「いつかお嫁さんにしたい」と言ってく
れた、ただひとりのひと。

あのときの、淡く甘酸っぱい気持ちが、いまさらのようによみが
えってくる。

思わず、支店の電話番号を調べ、イセは電話をかけていた。

「中川と申しますが、支店長さんをお願いします」

ほどなくして、内線が切り替わり、戸田茂雄が電話に出た。

「お待たせしました。支店長の戸田です。ご用件の向きは?」

茂雄は、電話の相手が、イセであることを知らない。

「中川」は、イセが結婚してからの苗字だから、わからないの
も無理はない。

しかし、イセのほうは、胸のなかがじわっと熱くなるのを感じた。

40年近い年月が経ってはいたが、おだやかでソフトなその声
は、たしかに聴き覚えがあったからだ。

その声を耳の奥でかみしめながら、みじかい沈黙ののち、イセ
は言った。

「元気だった?」

「はい?」

茂雄は面食らったような声を出した。

当然だろう。銀行に電話がくるとすれば、融資とか投資とか、
取り引きに関するものが普通なのだから。

いぶかしげに、茂雄は聴き返してきた。

「失礼ですが、どちらの中川さまでしょうか?」

イセは、ふっとほほえんだ。わからないのが当たり前だ。わか
らなくていいのだと。

あらためて、二人のあいだに横たわった、40年という年月に、
イセは想いをやった。

また少しの沈黙ののち、イセは、静かな声で言った。

「あんたが元気なら、それでいいの」

(13歳のときの私は、茂雄さんのことを、「あんた」なんて言え
なかったな…)

そんなことを思って、また笑みが浮かんだ。

電話の向こうの茂雄が、なおも聴き返してきたが、イセはそれ
以上何も言わず、そのまま受話器を置いた。

そして、電話番号を書いたメモを、細かくちぎった。

もう、二度と電話をすることもない。会うこともけっしてない。

イセがそうであるように、おそらく、茂雄にも、あたたかな家庭
があるだろう。家族に囲まれて、幸せな日々を送っているだろう。

これからもずっと、そうあってほしい…と、こころのなかで、そ
う祈った。

そのときだ。ドアがノックされ、お手伝いさんが顔を出した。

「相談事があるって、たずねてきたひとがいますが?」

「わかった。いま行くよ!」

イセは、おおきな声でこたえて、立ち上がった。


物語版「零(zero)に立つ」感想募集中!
募集期間/2016年12月31日〜2017年1月12日23時59分
条件/物語版「零(zero)に立つ」の感想を、400字以上
結果発表/2017年1月15日(日)の当ブログにて!
詳細/こちら
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問い合わせ/info@kamewaza.com

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「零(zero)に立つ」第1巻
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1200円+送料200円=1400円 ※2冊以上でも、送料は据え置き200円
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第2巻・第3巻の予約受付は、「零(zero)に立つ」の感想募集の結果発表日、
1月15日に開始
します。


語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
会場/新宿区内施設(新宿駅から約10分)
参加費/2000円(当日集めます)
詳細/こちら
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写真提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTOさん
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2017年01月06日

やるなら、とことんやる。

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

※物語版「零(zero)に立つ」のあらすじと、バックナンバーは、こちら


脚本担当のかめおかゆみこです。

連載が終わってしまってから、
>ブログのアクセス数が、確実に落ちています。

        
と、書いたせいでしょうか? 昨日は、うれしいアクセスアップ

もちろん、数のモンダイじゃないってわかってるのですが、
書いてる人間としては、やっぱりうれしいものです。ハイ。(うれし泣き)

とはいえ、やはり、読んでいただける価値のある原稿を書く
ことが、一番大切なので、これからもガンバリます


というわけで、今日の本題です。

そういえば、連載を終えてのまとめを書いてなかったことに
気がつきました。断片的には書いてきましたが。(笑)

実は、書くことそのものは、思ったほど大変ではありません
でした。何より、まったくのゼロからはじめるわけではあり
ませんでしたから。

そして、イセさんが、物語のなかで、どんどん歩いて…もと
い、駆け回ってくれるので、むしろ、それを追いかけていく
ような気持ちでした。

後半…といっても、最後の10数回ぶんくらいとは思います
が、過去の記録がなくなり、完全に新資料や取材をもとに
書くようになってからは、ちと大変でしたが。

それでも、楽しさには変わりなかったです。


書き終えて、ほっとしたのもつかのま、首都圏公演の話を、
いよいよ本格的にはじめなくてはならなくなりました。

もちろん、これも、「やります!」と言って手を挙げたわけ
ですが、何の準備も保障もあるわけではありません。

かかるであろう経費を考えると、最低でも、300人はお客
さまに来ていただかなくてはなりません。

それも、映画の上映会などではありませんから、1000円
とか2000円の価格では、とうていまかなえません。

もう、これは絶対ひとりでできる活動ではないので、一緒に
動いてくれる仲間を集めなければなりません。

そのほか、はじまるであろうさまざまな準備を考えると、正
直、ちょっと荷が重い気分になったりもするのです。

(なんせ、基本的に緻密な性格ではありませんから)


それでも、「やらない」という選択肢を選ばないのは、私の
なかに、「やらない」という選択肢がそもそもないからです。

昨日も書きましたが、「あきらめる」という選択肢がなけれ
ば、あきらめずにやるしかないように、「やらない」という
選択肢がない
のですから、やる以外にありません。


その「やる」という気持ちを、はっきりかためてくれたのが、
今回の「連載」であったと思うのです。


私は、私なりに「使命」と呼べるものをもっています。

それは、自分のサイトにもかかげてありますが、

私の活動のすべては、
ひとが、そのひとらしさを最大限に活かし、
生き生きと生きることに、つなげるためにあります。
私はその活動を、《表現》をとおして実現させます。



これは、今回の場合、直接的には、夢実子さんというひと
が、生き生きと生きていく(舞台で演じる)ことを、サポ
ートすることにつながりますか、

それだけでなく、イセさんが生きていくことにもつながる
ものだと思うのです。(頼まれたわけではありませんが)

そして、夢実子さんが演じる舞台の脚本を書いたことが、
イセさんの生きかたを伝えていく仕事であったのですが、

すべてのひとに、舞台を見ていただくことはできません。

舞台だけでなく、もっと幅広いひとに知っていただくため
に、ブログでの連載を思い立ったのでした。

そして、それをやっていると、今度は、ネットをやらないひ
とのために、紙媒体でも…と、想いが広がりました。


昨日のブログにも書きましたが、

使命には、困難が、
もれなくセットでついてくる。


わけですから、どうやら、やるならとことんやりなさいと、
誰か(誰?)(笑)に、言われているようです。

まあ、こうなってしまったら、抵抗してもむだなので、(いや、
すべて、自分で引き受けたり宣言したりしたことなのですが)

何がセットでついてこようが、やるしかないと決めました。


3月末には、別のお芝居(これも、あるひとのやりたい活動
を応援するために引き受けた)がひかえており、けっこうハ
ードな日々になりそうです。

これすでに、「困難」というセット第1弾かもしれません。

どうせなら、とことんやって、とことん楽しみます。


もしかしたら、更新が間に合わなくて、ブログがとぎれがちに
なるかもしれませんが、見捨てず、のぞきにいらしてくださいね。

これからも、応援、よろしくです


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語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
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2017年01月05日

イセさんが、あきらめなかった理由(わけ)

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

※物語版「零(zero)に立つ」のあらすじと、バックナンバーは、こちら


脚本担当のかめおかゆみこです。

連載が終わってしまってから、ブログのアクセス数が、確実
落ちています。

それだけ、楽しみにしていただけていたのかなあという気持
ちと、連載が終わっても応援してほしいなあという、フクザツ
な気持ちであります。

が、イセさん精神にのっとり、
読んでいただけるような内容を精進してまいりますので、
今年もよろしくお願いいたします

(あれ? いまごろ、新年のあいさつ?!)(笑)


2014年9月に、横浜で、夢実子さんの語り劇「中川イセ
物語」(このときは、夢実子さんが「岬を駈ける女」から抜
粋して構成)を聴いたときから、

2017年1月まで、正味2年半、イセさんにみちびかれる
ように、走りつづけて来た気がします。

とりわけ、2015年の網走初演、天童公演は、奇跡的なサ
ポートを、さまざまな方面からいただきました。

それはもう、天の助けと言うしかないほどの、すごいサポー
トの連続でした。


2016年の山形・シベールアリーナ公演では、そこに、ひと
の助け
が加わったように思います。

いえ、もちろん、天の助けであっても、具現化するときには、
すべて、ひとの助け
なのですが、

夢実子さんが中心になって、一人ひとりをつないでいくかた
ちで、みずから動くことをとおして、ひとの輪をつなぎ、公演
を成功にみちびきました。

実際、山形公演は自主公演だったのですが、助成金なども
なく、また、再演ということで、マスコミにおおきくとりあげら
れることもなかったにもかかわらず、

約400席をほぼ満席にすることができました。

これは、ひとの助けなしには成り立たなかったと思います。


さて。今年は、首都圏公演をめざしています。

まだ、何も決まっていません。

とにかく、いまは、ひとりでも多くのひとに、イセさんのこと、
「零(zero)に立つ」のことを知ってもらうための活動をして
います。

このブログの更新も、今回の冊子発行も、感想募集も、す
べてその一環です。(どうぞ応援してくださいませ〜)


さて。

前置きはこのくらいにして。(前置き、長すぎ!)(笑)

フェイスブックの投稿で、あるひととやりとりをしているな
かで、「使命」についての話が出ました。

そのなかで、思わずひざを打ったことばがあります。

使命には、困難が、
もれなくセットでついてくる。



これが、もう、なんか、ストンと、腑に落ちたんですね。

いえ、私がやっていることが、使命かどうかなんて、わから
ないんです。

ただ、たぶん、使命だったら、何があっても、途中で投げ出
さないのです。投げ出せないから、使命なんです。(笑)

もっと言えば、投げ出そうと思わないんです。どんなに困難
があっても、やりつづけることしか考えないんです。

イセさんは、きっとそうだったんじゃないかなって。


だから、イセさんは、あきらめなかったのではなく、
「あきらめるという選択肢」をもっていなかった
のではないかと思うんです。

そしてそれが、結果的には、使命をもった人間のありかただ
ったのではないかと思うのです。


言いかたを変えれば、使命があるとか、ないとか考えずに、
目の前にやってきたこと・ものに全力を注ぐ。

それが、誰かを助けることになっていったり、自分の魂を
よろこばせることになっていったりする。

困難さえも、生きるエネルギーにつながっていく。…という
ことではなかったのかなあと。

そんなことを、思ったわけなのでした。

あなたは、どんなふうに考えますか?


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語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
会場/新宿区内施設(新宿駅から約10分)
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