2017年03月26日

痛快エピソード★「零(zero)に立つ」第4巻のみどころ

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

物語版「零(zero)に立つ」。あらすじは、こちらに紹介してあります
が、冊子版の「零(zero)に立つ」の、各巻のみどころもご紹介して
いきます。

★各巻のみどころ
第1巻 第2巻 第3巻


本日は第4巻について。※あらすじは、こちら

(第4巻は、まだかたちになっていないので、画像はありません)


何度か書いてきていますが、イセさんの半生を描いた作品
には、金子きみ「雪と風と青い天」、佐々木悦「あぐらばあち
ゃん」、山谷一郎「岬を駈ける女」があります。

この「零(zero)に立つ」は、それらの本を参考にしています。

ただ、いずれの本も、すでに30年以上前の作品で、描かれ
ているのも、イセさんの人生の途中までで、すでに絶版とな
り、著者のかたがたもお亡くなりになっています。

山谷一郎さんの作品が一番あたらしいのですが、それでも、
イセさんが、まだ40代のところで終わっています。

これは、このあとイセさんが網走市議会議員になったこと
で、政治ネタがふえることと、そもそもが、それまでのぶ
んで、1冊の分量に充分に達していたことが原因でしょう。

そのあとの資料は、おもに、石原宏治・北海道新聞の記者
さんが、夕刊に連載した「私の歴史(中川イセ編)」と、
天童市の「天童が生んだ女性展」の展示会資料になります。

また、山谷一郎さんの「網走刑務所秘話」も、ここでは、
参考にさせていただきました。

さらに、2014年12月以降、何度か網走で取材をしてお
り、そのときうかがったお話ももりこんでいます。

第4巻は、つまり、これまでの3冊では紹介されていない逸
話だけを掲載していることが、
ある意味、一番のみどころ
言えるかもしれません。


第4巻は、おおきなヤマというよりも、イセさんらしさに
あふれた、さまざまなエピソードがつめこまれています。

そのなかでも、網走の上下水道をとおすための話が、実に
痛快です。このエピソード1本で、掌編が書けるくらい、おも
しろいです。

時代もあったのでしょうが、いやあ、こんなこと(物語を読
んでくださいね〜)
が実現してしまうのだから、人間ってお
もしろいなあと想うのです。

イセさんが亡くなって、今年で10年。

イセさんのことを知らない世代もふえていますが、網走の
ひとたちは、水道を使うかぎり、イセさん(とその時代のひ
とたち)の恩恵を受けていることになるわけです。


博物館「網走監獄」保存財団時代のお話は、ほぼ取材で
得た内容です。ですから、この部分は、かなりオリジナリテ
ィーが高いです。

私は、これまで、博物館「網走監獄」を、何度も見学してい
ますが、ここは内容が本当に充実しています。半日くらい
かけて、じっくり見られることをオススメしたいほど。

なかでも、館内で放映されている、網走監獄と囚人の歴史
のショートムービーは、何度見てもこころを打たれます。

イセさんも、「北海道の道をつくってくれたのは、囚人のひ
とたちだ。囚人のひとたちに、感謝しなければならない」と、
言っていたそうです。


いまは、出版された本が、どんどん絶版になる時代です。
山谷さんの「岬を駈ける女」も、ほぼ入手不可能です。

イセさんの記録を残すことは、あの時代を生きたひと
たちの記録を残すこと
にもなります。

今回、自主制作で少部数とはいえ、イセさんの生涯を、
最期まで追いかけた冊子をまとめることができたこと
に、ささやかな自負をいだいています。

(第4巻は、まだかたちになっていませんが)

イセさんの「あきらめない精神」が、この冊子をとお
して、ひとりでも多くのかたのこころに残り、生きる
ちからになってもらえたら、本当にうれしいです。


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冊子「零(zero)に立つ」の各巻のあらすじをご紹介。巻数をクリック!
              
第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦
第4巻 (4月末発行予定)最終巻となります。
              
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ブログ連載「零(zero)に立つ」にいただいた感想
01★あきらめていた夢に挑戦しました!
02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気
05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。
08★自ら決めて行動しなさい
09★生きざまを見守って下さい。
10★覚悟を決めて、捨て身になる
11★「どうせ」の破壊力に対する「希望」の力


ご質問をいただきました。
「岬を駈ける女」ほか、イセさんをあつかった、これまでの本と、
「零(zero)に立つ」との関係について



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自分のことしか考えてなかった★第2巻を振り返って想うこと

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

昨日の「よゆうあるじゃん!」★第1巻を振り返って考えたこと
けっこう反響があって、アクセスが伸びました。感謝です!

調子に乗って…というわけではありませんが、続編です。(笑)

一昨日、第2巻のみどころについて書きましたが、
今朝の自分のメルマガで、この記事をもとに考えたことを、
書きました。

転載しますね。(改行は変えてあります)


今日のフォーカスチェンジ♪ 第4894号

自分のことしか考えてなかった

自分のことしか考えてないひとって、好感もてますか?
フツー、もてませんよね♪

ところが、ひとは、苦しいときは、
自分のことしか考えられなくなるのです。

なぜ、こんな苦しい想いをしなきゃならないのか。
なぜ、私ばかりが…。
なぜ、誰もわかってくれないのか。

…そんなふうにね。

その気持ちは、わからなくもありません。
私自身がさんざん通ってきた道ですから。汗

本当に、いま振り返って想います。
そのころの私、自分のことしか考えてなかったなあ、って。

もちろん、気持ちのよゆうがなかった、ということはあります。

だけど、もしかしたら、逆の発想もあったかもしれません。
気持ちのよゆうがあるから、ひとのことも考えられるのではなく、
ひとのことも考えるから、気持ちのよゆうができるんだって。

「零(zero)に立つ」の主人公・中川イセさんは、
17歳で遊廓に入ります。

そして、一日でも早く借金を返すために、
さまざまな工夫をします。

一番こころがけたことは、お客によろこんでもらうことです。

将棋が好きな客には、手合わせをお願いし、
バイオリンをやっていると聴けば、自分も手習いし、
酒好きな客とは、がっつり飲みかわしました。

(イセさんは、一升飲んでも酔わない酒豪でした)(笑)

だから、わずか4か月で、お店のトップになれたのでしょう。

また、遊廓の仲間たちへのこころづかいも忘れませんでした。
悩みごとを聴いてやったり、お客を世話してやったり。

「みんなで助け合って、借金を返して、ここを出るんだ」
そう言って、はげましたのです。

ここね、ポイントは、
「自分を犠牲にした」のではないということ。

お客もよろこび、仲間もよろこび、楼主もよろこぶ。
みんなのよろこびを考えて行動したから、結果的に
自分も、わずか3年で借金を返して、自由の身になれたのです。

(そのあとも、波瀾万丈の日々はつづくのですが!)

苦しい、つらいと想うのは、もしかしたら、
自分のことばかり考えているためかもしれません。

自分を、被害者、犠牲者だと想ってしまっている
せいかもしれません。

そんなときは、ためしに、目の前のひとにたいして、

このひとのよろこびは、何だろう? 
自分は何をあたえられるだろう?

そんな視点に立ってみるのも、ひとつの方法かもしれません。

見返りを期待してではなくてね♪

それが、結果的に、自分のこころを解放してくれる
きっかけになるかもしれません。

こころが解放されれば、次なるアクションに
踏み出すこともできますからね♪

お楽しみさま!


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第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦
第4巻 (4月末発行予定)最終巻となります。
              
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ブログ連載「零(zero)に立つ」にいただいた感想
01★あきらめていた夢に挑戦しました!
02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気
05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。
08★自ら決めて行動しなさい
09★生きざまを見守って下さい。
10★覚悟を決めて、捨て身になる
11★「どうせ」の破壊力に対する「希望」の力


ご質問をいただきました。
「岬を駈ける女」ほか、イセさんをあつかった、これまでの本と、
「零(zero)に立つ」との関係について



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2017年03月25日

「思いこみ」のちから★「零(zero)に立つ」第3巻のみどころ

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


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いきます。

第1巻のみどころは、こちら! 第2巻は、こちら! 


本日は第3巻について。※あらすじは、こちら

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第3巻にも、おおきく、ふたつのヤマがあります。

ひとつめは、なんといっても、夫・卓治の父、茂市が遺した、
14万円の借金を返したこと。※いまなら、約2億8千万円。

ある意味、イセさんの人生って、借金を返しつづける人生だ
ったような気がします。…って書くと、なんだか暗い感じが
しますが。(笑)

最初は、17歳のとき、養育費を払うための500円。時代が
変わると、貨幣価値も変わりますが、それはおいといて、そ
して、今度の茂市の14万円。

それから、これは第4巻での話になりますが、市議会議員を
しりぞいたのち、博物館網走監獄保存財団の理事長になった
とき。個人の借金ではありませんが、これが6億とも8億とも。

さらに、老健施設「いせの里」を建設したときは、理事長と
して、10億を超える借入金の責任をもつ身に。

どんどん、額がふえてるんですよね。そして、ちゃんと全部
返していくんですよね。そこがすごいと想うんです。もちろ
ん、イセさんだけのちからではありませんが。

結局、第2巻のみどころともつながるところがありますが、
相手の立場になって、何がよろこびになるだろうか
と考えたことが、成果につながっていると想うんです。


みどころのふたつめは、終戦1か月前のこと。網走空襲が
あって、アメリカ軍がいまにも上陸してくる、といううわさ
が飛び交ったとき。

イセさんは、「私がおとりになって、引き止めるから、その
あいだに、みんなは逃げて」と提案します。

夢実子さんは、この場面を読んで(あ、「零(zero)に立つ」
ではなく、山谷一郎さんの「岬を駈ける女」のほうですが)
感動し、「絶対にこのひとを演じたい」と決意します。

語り劇のなかでも、この場面は、第2巻の「小梅」の場面と
同じくらい、重要な場面となっています。

ただ、後日、夢実子さんとも話したことですが、これって、
見かたを変えれば、「思いこみが強すぎる」とも言えると
想うんですよね。(笑)

だって、いくらイセさんが武術の達人でも、相手は多勢の
アメリカ軍です。しかもアメリカ軍は、艦砲射撃、要は鉄砲
です。かたやイセさんがもっているのは日本刀。

みんなが逃げるまで、引き止められるかわかりませんよね。

…と、ミモフタモナイ書きかたをしてしまいましたが(笑)、
本当に書きたかったことは、そんなふうに思い込んでしま
う、イセさんの、ひとを想う気持ちのことなんです。

いつも、まわりのひとの幸せを考えている。そもそも、上
述した、茂市の借金だって、引き受ける必要のないものだ
ったんです。

それを、いまわのきわの茂市が、少しでも安らかな気持ち
になれるようにと、約束するんです。そして、その約束を
完遂するわけです。

さいわい、アメリカ軍は上陸しませんでしたが(網走は軍
港もなかったし、人口も少ないし、もともとデマだったと想
うんですが)、イセさんの心意気は買われます。

このとき、国防婦人会の会長だった町長夫人は、のちに、
イセさんのことを、「日本のジャンヌ・ダルク」と呼んで、
称賛したそうです。

そして、この行動によって、イセさんは、それまでイセさ
んをよく想っていなかった(誤解していた)ひとたちにも、
受け入れられるようになっていったのだと想います。

イセさんの思いこみの強さは、まちがいなく、イセさんの
パワーの源と言えそうですね。


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第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦
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05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
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「天人峡 羽衣の滝」 
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「よゆうあるじゃん!」★第1巻を振り返って考えたこと

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

一昨日、第1巻のみどころについて書きましたが、
今朝の自分のメルマガで、この記事をもとに考えたことを、
書きました。

転載しますね。(改行は変えてあります)


今日のフォーカスチェンジ♪ 第4893号

よゆうあるじゃん!

過ぎたことを悔やんでも、現実は変わりません。
これ、誰でもわかっていることだと想うのです。

にもかかわらず、ついつい、振り返っては、
「あのとき〜〜していれば…」と考えてしまう。

これも、やはり、多くのひとが想ってしまうことでしょう。

「零(zero)に立つ」の主人公・中川イセさんは、
不思議なほど、そういうものの見かたをしなかったひとです。

もちろん、気質・性格というものもあったでしょう。
とくに、負けず嫌いの性格は、父親ゆずりであったと
想われます。

とはいえ、いくら負けず嫌いでも、
まわりじゅうから、差別されたり、いじめられたりすれば、
くじけたり、ひねくれたりしても、おかしくありません。

私は、イセさんは、「前を見る」気持ちが強かったのだと
想います。

1歳で実母をなくし、里子に出されたイセさんにとって、
選択肢は「そこで生きる」ことだけでした。

極貧の生活でしたから、まずは「生き延びる」ことが、
最優先課題だったのです。

これ、終戦直後の日本もそうでした。
(私は体験していませんが)汗

ひとは、生きることで精一杯の状態におかれると、
そのことにしか目がいかなくなるのですね。

そうして、「どうしたらこの状況を変えられるか」
と考えるから、
自然に「前を見る」ことになるのでしょう。

第4889号でもとりあげた、「アポロ13」も、そうでしたね。

宇宙空間で酸素タンクが破損という、人類史上、
かつて誰も体験したことのない状況におかれたとき、

考えるのは、
「どうしたら生き延びることができるか」だけ。

やはり、前しか見ていなかった、
いえ、向くべき方向は前しかなかったのです。

その意味で、私たちが、過去を振り返ってしまうのは、
「過去を見るよゆうがある」からかもしれません。

まわりのひとの言動を気にしてしまうのも、
「まわりを見るよゆうがある」ということなのかも
しれません。

困難な状況におかれて、過去を振り返ってしまうときは、
ぜひ、こう想ってみてください。

「自分、よゆうあるじゃん!」って!

そうやって、脳を安心させてあげて、次に、
「ではどうしたら…」と、未来にベクトルを向けてみるんです。

生き延びることだけを考えれば、アイデアはきっと出てくるはず!
まだためしていないことだって、あるはずです。

トライしてみましょ♪

過去を振り返るよゆうがあるなら、
あるいは、自分を責めるよゆうがあるなら、(笑)

可能性は、充分にありますよ!


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2017年03月24日

三方よし★「零(zero)に立つ」第2巻のみどころ

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本日は第2巻について。※あらすじは、こちら

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第2巻には、おおきく、ふたつのヤマがあります。

ひとつめは、網走の遊廓での、イセさんの痛快なはたらきかた
と、後輩の「小梅」との出会いです。

養育費とひきかえに借りたお金を、一日でも早く返すために、
ありとあらゆる工夫をします。

イセさんの視点は、いつも、自分だけでなく、相手にとって
も、よろこびになるもの。いえ、もっといえば「三方よし
にあったといえると想います。

ここでは、自分・お客・楼主です。自分たちが一所懸命に
はたらけば、お客もよろこんでくれるし、売り上げがあが
って楼主もよろこぶ、というわけです。

イセさんは、わずか4か月でトップの売り上げをあげます
が、いつも同じ遊廓の仲間たちにこころを配りました。

だから、仲間たちにも慕われ、頼りにされたのです。

そんななかに、「小梅」という娘(こ)がいました。小梅は、
客の男に恋をしました。けれどもそれはかなわぬ恋で、あ
る夜、小梅はとうとう…。

この体験が、のちのイセさんの生きかたを変えるのです。
語り劇でも、この場面は、とくに印象に残ると言われます。


そして、もうひとつのヤマは、生涯の伴侶・卓治と出会い、
遊廓を出たものの、卓治の親族に結婚を反対され、樺太
にわたったイセさん。

ここでも、「三方よし」の精神で、みんなをよろこばせ、
お金をためることができました。

しかし、一方で、卓治は、故郷恋しさで気持ちが荒れてし
まい、地元の消防団とけんかをして、殺されかかります。

それを止めに入ったのが、イセさんです。10人近い男た
ちを前にしてもひるまない、イセさんの勇ましさ。

そして、そのイセさんと卓治を救ったのも、結果的には、
イセさんの「三方よし」の生きかただったのです。


先日、あるひとが、「いま、ちょうど第2巻を読んでるん
です」と、感想を聴かせてくださいました。

「樺太を去る場面、読んでいて、気持ちが伝わってきて、
涙が出そうになりました」

そのかたは、こうも言ってくださいました。

「これで、イセさん、めでたしめでたしになってほしい
ですが、まだ何かあるんですか?」

はい。ありますとも。これまで以上のヤマが…!

こんなふうに読んでくださるかたがいるのは、本当に
うれしいですね!


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2017年03月23日

家出!家出!家出!★「零(zero)に立つ」第1巻のみどころ

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
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が、今日から、冊子版の「零(zero)に立つ」の、各巻のみどころをご紹
介していきますね。

本日は第1巻。※あらすじは、こちら

表紙加工.jpg

1歳で実母を亡くして、里子になり、養育費が支払われなかっ
たこともあって、極貧の生活。

…と、ここまでは、この時代ならけっこうある話だと想うので
すが、イセさんの並外れた負けず嫌いの性格が、ちがう結果
をもたらします。

いじめる男の子を泣かしちゃったり、先生に食ってかかったり。

そして、きわめつけは、10歳で実家に連れもどされ、学校に
も行かせてもらえず、家の仕事をさせられ…、

と、ここまでも、やはり、少なからずあるパターンだと想うの
ですが、

11歳のとき、実父に「出て行け!」と玄関の外にたたき出さ
れたとき、泣くどころか、「こんな家、出てってやる!」と、
家出! そのまま、住み込みの子守りになっちゃったという。

その後も、地方巡演で出会った松井須磨子(にせもだったよ
うですが)にあこがれ、14歳で東京に家出

とにかく、自分で自分の道を切り拓くタイプなんですね。

それができたのは、たぶん、「マイナスのことをくよくよ考
えなかった
」から。

次々と困難な状況がおとずれるのですが、うしろを振り向く
ことなく、前進していくダイナミックさ。

第1巻は、17歳で、北海道の遊廓に入ることになったとこ
ろで終わるのですが、105歳の人生のうち、困難を乗りこ
える土台は、この時期にすでにつくられたのだなあと。

たくさんのかたに、「一気に読みましたよ」と言っていただけ
るのも、その息もつかせぬ展開にあるのかもしれません。


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第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦
第4巻 (4月末発行予定)最終巻となります。
              
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ブログ連載「零(zero)に立つ」にいただいた感想
01★あきらめていた夢に挑戦しました!
02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気
05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。
08★自ら決めて行動しなさい
09★生きざまを見守って下さい。
10★覚悟を決めて、捨て身になる
11★「どうせ」の破壊力に対する「希望」の力


ご質問をいただきました。
「岬を駈ける女」ほか、イセさんをあつかった、これまでの本と、
「零(zero)に立つ」との関係について



夢実子の語り劇を上演してみませんか?


※網走以外の、北海道の写真も掲載していきます。
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「流星の滝」 
写真提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTOさん
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 13:54| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

感想「恨まないひと」

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

冊子「零(zero)に立つ」をお読みくださったかたから、直接、
感想をうかがうことがあります。

そのなかで意外と多いのが、「居間のテーブルの上などにさり
げなく置いておいたら、家族(母・夫など)が手にとって読んで、
『おもしろい! つづきは?』と訊いてくる」というもの。

または、ご購入いただいたかたが、家族にすすめてくださって、
いつもならあまり反応しない相手が、「零(zero)に立つ」にたい
しては、読んでくださって、同様の感想をくださるというもの。

とてもうれしく、ありがたいなあと感謝しています。

先日も、ご購入くださったかたが、こんなお話をしてください
ました。

そのかたは、第1巻を、夫さんにすすめ、やはり一気に読ん
でくださったそうですが、第2巻・第3巻も、家に持ち帰って見せ
ると、即座に小1時間で読破

そして、こう言われたそうです。

「この中川イセというひとのよさは、『ひとを恨まない』とい
うことだね」
と。

なるほど。これはあたらしい視点ですが、言われてみると、た
しかにそのとおりです。

イセさんは、けんかっぱやいひとで、「怒る」ということはあっ
たけれど、「恨む」ということはなかったと思うのです。

もちろん、17歳で子どもを産ませた八重松にたいしては、恨
む気持ちはあったかもしれません。

ただ、それも、どろどろと地を這うような陰湿なものではなく、
首ねっこをつかんで張り倒す!くらいの、やはり、怒りに近い
ものだったように思います。

どんなに理不尽な想いをしても、不当なあつかいを受けても、
相手を恨むのではなく、いま、その場で自分にできることを、
最大限にやりつづける。

そういう生きかたであったと思うのです。

そもそも、「恨むというのは、過去にたいする感情です。
イセさんは、いつも前を向いて生きているひとでしたから、
生きるベクトルという意味でも、向かなかったのでしょう。

「恨まないひと」

イセさんを語ることばが、またひとつふえました♪


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02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
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05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。
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09★生きざまを見守って下さい。
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「神様の木(東川)」 
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2017年03月20日

即園寺での語り劇公演に、140名のお客さま!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

本日(3月20日)、夢実子さんの地元、天童市荒谷にある、
即園寺にて、夢実子さんの語り劇公演がありました。

「真知子」「掌編・中川イセの物語」の2本立てです。

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スタッフの菊地里香さんが、公演風景の写真を撮ってくれました。
たくさんのお客さま! 140名ほど駆けつけてくださったそうです。

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演ずる夢実子さんも、いっそう熱が入ります。

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本当にたくさんのお客さまに観ていただき、感謝、感激です。

あなたの地域でも、
夢実子の語り劇を上演してみませんか?



そして、こちらもおかげさまで、好評をいただいています!

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「冬の大雪山」 
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2017年03月19日

明日(3月20日)、天童市・即円寺で語り劇公演!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
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語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

直前ですみません。明日、
夢実子さんの語り劇公演があります!


夢実子 山形の女を物語る
・語り劇「真知子」
・語り劇「掌編・中川イセの物語」

主催/即円寺(天童市) 

日時/2017年3月20日(日・祝)13時30分〜
会場/即円寺
(天童市荒谷53) 

参加費/無料

※駐車場有


夢実子さんのそのほかの講座等もふくめた、3〜4月の情報は、こちら


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「白樺 タンポポモドキ コウリンタンポポ」 
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2017年03月18日

冊子「零(zero)に立つ」ご購入者に、動画プレゼント!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

冊子「零(zero)に立つ」
ご購入いただいたみなさま


すでに、フォームをとおしてご購入いただいたかたには、
お知らせしていますが、

冊子「零(zero)に立つ」(どの巻でも)
ご購入いただいたかたに、
夢実子さんの講話動画をプレゼント
いたします


※ご家族やお友だちからプレゼントされたかたも対象となります。
 その旨、備考欄にお書き添えください。 



おかげさまで、
2016年8月に発行した冊子「零(zero)に立つ」第1巻
2017年2月に発刊した、第2巻・第3巻ともに、
好評をいただいています。

(第4巻をもって完結予定。4巻は4月末刊行をめざしています)

ここまでくることができたのも、ひとえに、
応援していただいたかた、ご購入していただいたかたに
支えていただいたおかげです。

そこで、ささやかながら、感謝の気持ちをこめて、
動画のプレゼントをさせていただきたく想います。


これは、2016年10月22日、
かめおかゆみこの日刊メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」
13周年記念イベントにおいて、

夢実子さんに語っていただいた講話の動画です。

夢実子さん「中川イセの『あきらめない精神』を語る」

あらためて、イセさんというひとの生きかた、
それに触発された夢実子さんの想い、
語り劇「零(zero)に立つ」ができるプロセスを、
お楽しみいただければと想います。

※ご家族やお友だちからプレゼントされたかたも対象となります。
 その旨、備考欄にお書き添えいただき、 
 どうぞ、こちらのフォームよりお受け取りください。


(返信メールに、動画URLを記載しています)


私たちは、今後も、「零(zero)に立つ」の
中川イセさんの生きかたを、もっと多くのひとに
伝えていきたいと思っています。

そのために、語り劇を上演したり、
この冊子を広めたりしていきます。

よかったら、この冊子のことを、まわりのかたに
おすすめしていただけるとうれしいです。

また、ブログやフェイスブックをおもちのかたは、
ご紹介いただけると、ありがたいです。

冊子やブログ連載を読んでくださったかたの
おすすめであれば、きっと、
相手のかたの気持ちに届くのではないかと想うのです。

どうぞ、おちから添えいただけるとうれしいです。

冊子「零(zero)に立つ」お申し込みフォーム
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSUkwmXz


今後とも、どうぞ応援してくださいませ。     感謝をこめて…


冊子「零(zero)に立つ」の各巻のあらすじを、ご紹介しています。
第1巻 第2巻 第3巻 第4巻

              
第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦
第4巻 (4月末発行予定)最終巻となります。
              
各巻1200円/送料・冊数にかかわらず200円/10冊以上で送料無料
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02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気
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06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。
08★自ら決めて行動しなさい
09★生きざまを見守って下さい。
10★覚悟を決めて、捨て身になる
11★「どうせ」の破壊力に対する「希望」の力


ご質問をいただきました。
「岬を駈ける女」ほか、イセさんをあつかった、これまでの本と、
「零(zero)に立つ」との関係について



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「大雪山夕景」 
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