『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子
脚本担当のかめおかゆみこです。
一昨日、第1巻のみどころについて書きましたが、
今朝の自分のメルマガで、この記事をもとに考えたことを、
書きました。
転載しますね。(改行は変えてあります)
★今日のフォーカスチェンジ♪ 第4893号
よゆうあるじゃん!
過ぎたことを悔やんでも、現実は変わりません。
これ、誰でもわかっていることだと想うのです。
にもかかわらず、ついつい、振り返っては、
「あのとき〜〜していれば…」と考えてしまう。
これも、やはり、多くのひとが想ってしまうことでしょう。
「零(zero)に立つ」の主人公・中川イセさんは、
不思議なほど、そういうものの見かたをしなかったひとです。
もちろん、気質・性格というものもあったでしょう。
とくに、負けず嫌いの性格は、父親ゆずりであったと
想われます。
とはいえ、いくら負けず嫌いでも、
まわりじゅうから、差別されたり、いじめられたりすれば、
くじけたり、ひねくれたりしても、おかしくありません。
私は、イセさんは、「前を見る」気持ちが強かったのだと
想います。
1歳で実母をなくし、里子に出されたイセさんにとって、
選択肢は「そこで生きる」ことだけでした。
極貧の生活でしたから、まずは「生き延びる」ことが、
最優先課題だったのです。
これ、終戦直後の日本もそうでした。
(私は体験していませんが)汗
ひとは、生きることで精一杯の状態におかれると、
そのことにしか目がいかなくなるのですね。
そうして、「どうしたらこの状況を変えられるか」
と考えるから、
自然に「前を見る」ことになるのでしょう。
第4889号でもとりあげた、「アポロ13」も、そうでしたね。
宇宙空間で酸素タンクが破損という、人類史上、
かつて誰も体験したことのない状況におかれたとき、
考えるのは、
「どうしたら生き延びることができるか」だけ。
やはり、前しか見ていなかった、
いえ、向くべき方向は前しかなかったのです。
その意味で、私たちが、過去を振り返ってしまうのは、
「過去を見るよゆうがある」からかもしれません。
まわりのひとの言動を気にしてしまうのも、
「まわりを見るよゆうがある」ということなのかも
しれません。
困難な状況におかれて、過去を振り返ってしまうときは、
ぜひ、こう想ってみてください。
「自分、よゆうあるじゃん!」って!
そうやって、脳を安心させてあげて、次に、
「ではどうしたら…」と、未来にベクトルを向けてみるんです。
生き延びることだけを考えれば、アイデアはきっと出てくるはず!
まだためしていないことだって、あるはずです。
トライしてみましょ♪
過去を振り返るよゆうがあるなら、
あるいは、自分を責めるよゆうがあるなら、(笑)
可能性は、充分にありますよ!
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・冊子「零(zero)に立つ」の各巻のあらすじをご紹介。巻数をクリック!
第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦
第4巻 (4月末発行予定)最終巻となります。
各巻1200円/送料・冊数にかかわらず200円/10冊以上で送料無料
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ブログ連載「零(zero)に立つ」にいただいた感想
01★あきらめていた夢に挑戦しました!
02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気
05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。
08★自ら決めて行動しなさい
09★生きざまを見守って下さい。
10★覚悟を決めて、捨て身になる
11★「どうせ」の破壊力に対する「希望」の力
★ご質問をいただきました。
「岬を駈ける女」ほか、イセさんをあつかった、これまでの本と、
「零(zero)に立つ」との関係について
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※網走以外の、北海道の写真も掲載していきます。
「天人峡の柱状節理」
写真提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTOさん