2022年09月05日

テレビドラマ「流氷の女」のこと

天童で産まれ網走で活躍した、
中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を
生きた中川イセの物語〜』

語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

トークライブの動画、今日公開予定でしたが、
もう少しお待ちくださいね。(詫)


今日は、ツイッターの話題から。

先日、夢実子さんが、ツイッターで
「中川イセ」で検索してみたら、

実は、思いのほか、たくさん、
いろいろな投稿が出てきたんです。

亡くなって15年。ツイッターでどんな投稿が?


イセさんのことは、生前に3冊の本になっているし、
テレビにも何度も本人自身が出演しているし、
小説のモデルにもなっているし、

何より、1968年2月5日から同年5月31日まで、
15分枠という短さではありますが、

85回にわたって放映されたテレビドラマ
「流氷の女」

原作 金子きみ「雪と風と青い天」
脚本 田口耕三、他
演出(監督)阿部毅、他
主演 渚まゆみ

こちらの印象が大きいようです。

ネットで、主演の渚まゆみさんの
若いころの画像を発見しました。

1973年に一時引退していますから、
おそらく、イセさんを演じていたのは、
このころかと。

渚まゆみ.JPG
※画像はこちらから拝借


作品は、翌年
1969年7月22日〜1970年3月27日、
「新・流氷の女」として、

ほぼ同じメンバー構成で、今度は、
175回にわたって放映されています。

やはりそれだけ反響があったという
ことなのでしょうね。

このテレビ番組のことが、ツイッターでも
なつかしくつぶやかれているのです。


ただ、もう50年も前の作品ですし、
映像データも残っていないようです。

テレビドラマ台本の流出もあるようですが、
いずれも在庫はありません。

イセさんを描いた3冊の本のうち、
一番古い金子きみさんの作品を
原作にしているにもかかわらず、

計260回も放映…時間に換算すると、
17時間以上になります。

おそらく、かなりの増補・脚色が
なされたのではないかと思います。


1970年ころといえば、イセさんは、
議員としては7期目。最後の期です。

その時期にテレビドラマ放映なんて、
他の議員たちにはどう映っていたでしょうね。

もう向かうところ敵なし状態かな。(笑)


検索ついでに、イセさんのウィキペディアを
読み上げた動画も発見しました。

再利用可の表示がありましたから、
こちらでも紹介しておきますね。



テレビドラマの画像も検索してみましたが、
出てこないので、
テレビドラマ台本の画像を紹介しておきます。

03082235_54fc501fb52f4.jpg


朗読動画『零(zero)に立つ』第2巻★配信一覧
026 第2巻第7章・網走まで01
027 第2巻第7章・網走まで02
028 第2巻第7章・網走まで03
029 第2巻第8章・「お職になる!」01
030 第2巻第8章・「お職になる!」02
031 第2巻第8章・「お職になる!」03
032 第2巻第8章・「お職になる!」04
033 第2巻第8章・「お職になる!」05
034 第2巻第9章・「小梅」の死 01
035 第2巻第9章・「小梅」の死 02
036 第2巻第9章・「小梅」の死 03
037 第2巻第10章・中川卓治という男 01


これまでに公開された『零(zero)に立つ』朗読動画一覧
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こちらから、第1巻全話をお聴きいただけます。
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第1巻の、あらすじと、朗読動画

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小説『零(zero)に立つ』第2巻の全文朗読
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語り劇「零(zero)に立つ」横浜公演!
2023年3月26日(日)
昼・夜 2回公演

(時間は決定次第告知します)
横浜・あかいくつ劇場
(みなとみらい線元町・中華街駅徒歩3分)


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2022年08月21日

虐げられた娼妓(遊女)たち

天童で産まれ網走で活躍した、
中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を
生きた中川イセの物語〜』

語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

ネットでこんな動画を見つけました。



ここでは、吉原の遊廓をあつかっていますが、
問題は、食事の話だけではありません。

そして、全国どこでも、実情は
同じようなものだったろう、と考えられます。


思えば、人類の歴史のなかで、
さまざまな存在が差別されてきました。

性差による差別。
年齢による差別。
人種による差別。
職業による差別。
その他もろもろ…。

差別はどうして生まれるのか…ということを
考えはじめると、本を何冊も書かなくては
ならないハナシになりそうですが、

わかっているのは、そのような構造を
つくりだし、優位に立つ立場の者たちは、

自分の立場を守るために、立場の弱い者を
ますます抑圧していく傾向をもつことです。

もっと言えば、何らかの大義名分があれば、
ひとは限りなく残酷にもなれます。

それが、他者の目に止まらない密室で
おこなわれる場合は、さらに加速します。

近年、精神科病院や介護施設などで、
入所者への暴力が問題化されていますが、

そういう心理は同根のものと言えるでしょう。


娼妓(遊女)たちは、法外な借金を負わされ、
劣悪な環境のなかで、いわば、使い捨ての
商品のようなあつかいを受けました。

それがこの苦界においては、
当たり前のこととしてまかり通っていたし、

当の娼妓(遊女)たちも、あらがう気力も
うせて、忍従してしまっていたのでした。


そんななかで、イセさんは、耐えながらも、
けっして気力をうしなうことなく、

言うべきことを言うという姿勢をつらぬき、
次第に、仲間の娼妓たちの信頼を勝ち得て
いきます。

このあたりは、第9章に詳しいので、
朗読動画を、どうぞ楽しみにお待ちください。

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※娼妓たちは、外出・行動制限も受け、
 遊廓という籠のなかの鳥のようなあつかいでした…



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2022年08月17日

2人の「イセ」さん

天童で産まれ網走で活躍した、
中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を
生きた中川イセの物語〜』

語り劇演者・夢実子


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一昨日8月15日は、終戦の日でした。
東京新聞にこんな記事が載りました。

東京新聞20220815.JPG

クリックして拡大して読んでいただけると
わかりますが、概略は、103歳の女性の句に
まつわるお話を紹介しています。

「梅雨晴れ間平和の国ぞ期日前」(一色 伊勢)


すぐにお気づきのかたもいるかと思いますが、
このかたのお名前、「いせ」さんなんです。

そして、103歳というのは、中川イセさんが、
脳梗塞で倒れるまで、現役で活躍していた年齢。

新聞記事には、このかたが、戦中のバケツリレー
(焼夷弾で家が燃えたりしたときに、バケツを
リレーして水をかけて、消火する)の訓練をした
ことが書かれています。

イセさんたちもまた、竹槍で、米軍を迎え撃つ
訓練をさせられた記述が残っています。

戦中、イセさんとて、お国の一員して、役に立た
なければならないと、必死にはたらきます。

詳しい資料は残っていないのですが、お芝居好き
なイセさんが、おそらくは戦意高揚劇をつくった
のではないかという、記録もあります。

しかし、おそらく戦後、そういう負の記録は抹消
されてしまったのでしょう。そしてもちろん、
このことでイセさんを非難することはできません。

当時は、ほとんどのひとがそんな気持ちだったのです。

それでも、そんななかで、イセさんは、そのおかしさ
に気づき、逃げる提案をします。

このあたりについては、本をお読みいただくか、朗読
動画をお楽しみにお待ちください。

上記の、一色伊勢さんの句の最後は「期日前」。
これは今年7月10日の参議院議員選挙のことだそうです。

イセさんが、戦後、網走市の初女性市議会議員に
なったことと引っかけると、イセさんが、この句を、
私に、「ほら、これ、ごらん」と、教えてくれたとしか
思えなかったりします。(笑)


イセさんの行動は、まさに、すべてのひとたちが
「平和」に生きるためには、どうしたらいいのか
ということに、つながっていた気がします。

いまの日本が、どんな方向に向かっているのか。
2人の「イセさん」の思いに、寄り添ってみたいと
思う、今日このごろなのでした。


朗読動画『零(zero)に立つ』第2巻★配信一覧
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027 第2巻第7章・網走まで02
028 第2巻第7章・網走まで03
029 第8章・「お職」になる!」 01

★感想をいただきました。
(Aさん談)「夢実子さんの語りは、
淡々と抑えて語っているのに、引きつけられて、
最初、仕事をしながら、
ながら聴きしようと思っていたのに、
気がついたらずっと聴いてしまっていた」


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第1巻の、あらすじと、朗読動画

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昼・夜 2回公演

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