2022年08月15日

イセさんの強さをめぐる考察その2

天童で産まれ網走で活躍した、
中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を
生きた中川イセの物語〜』

語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

これだけの苦難に遭いながら、
イセさんは、なぜ、くじけなかったのだろう。
なぜ、前向きに生きつづけられたのだろ
う。

前回は、小川直子さんの考察を
紹介させていただきましたが、

たまたま、同じ日に、
山元加津子さん(かっこちゃん)のメルマガで、
「強さ」についての記事が掲載されていました。

お〜、シンクロ!と思ったので、ご紹介させていただきます。


かっこちゃんは、共著
魔法の文通 [ 赤塚高仁 +山元加津子]
魔法の文通 [ 赤塚高仁+山元加津子 ]のなかで、

新原豊さんの著書『生命は「あたえる」と強くなる』
(サンマーク出版)についてふれて、
このような文章を書かれています。

新原先生は、「生きるということは、愛を与えたいという
対象がどんどん増えていくことなのかもしれません。
自分を中傷したり、意地悪をする人たちにさえ、自分と
同じ人間としての敬意をもつことができる。それが人間に
与えられたいちばんの強さなのだと思います」
と書いておられます。
「私たちの生命には細胞レベルから、
“与える”という仕組みがプログラムされている」と。
宇宙は愛でいっぱいで、私たちもまたその愛にしっかり
つながりながら生きる存在なのだと改めて思いました。



イセさんもまた、過酷な環境のなかで、
この「愛をあたえる」ということを、
けっして忘れなかったひとだと思います。

たとえば、朗読動画にも、これから先に出てきますが、
遊廓でも、自分だけがいい思いをしようとか、
出し抜いてやろうなどとは、けっしてせず、

「みんなで一緒に助け合って、一日でも早く
 ここを出られるようにしよう」
と、はたらきかけていくのですね。

これこそが、イセさんの強さにつながる思い
だったのではないかと、感じたのです。

幸福を感じるちから。
引き受けるちから。
愛をあたえるちから。

いまの時代に本当に必要なことではないかなあ。
そんなことを思ったのです。


空.JPG


朗読動画『零(zero)に立つ』第2巻★配信一覧
026 第2巻第7章・網走まで01
027 第2巻第7章・網走まで02
028 第2巻第7章・網走まで03


これまでに公開された『零(zero)に立つ』朗読動画一覧
まとめてお聴きになりたいかた、途中から聴かれ
て、それ以前もお聴きになりたいかたは、どうぞ。

小説『零(zero)に立つ』第1巻の全文朗読
こちらから、第1巻全話をお聴きいただけます。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLZWNPZbJOeOLfLLQhx6ck-1jvkareoh9H
第1巻の、あらすじと、朗読動画

すべてのURLは、こちらから確認できます。


小説『零(zero)に立つ』第2巻の全文朗読
こちらから、第2巻全話をお聴きいただけます。(順次追加中)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLZWNPZbJOeOL6byKFIHj4ZQiDmsUQMWDc


朗読動画の更新は、火・木・土を予定しています。
こちらのブログにてお知らせしていきます。

1回の長さは、5〜8分前後を目安とします。
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現在、56名となりました。感謝!


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来年の首都圏公演の日程と会場、
決定しました!

2023年3月26日(日)
昼・夜 2回公演

(時間は決定次第告知します)
横浜・あかいくつ劇場
(みなとみらい線元町・中華街駅徒歩3分)


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posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 00:00| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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