2022年06月08日

小説「零(zero)に立つ」が書かれたいきさつ

天童で産まれ網走で活躍した、
中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を
生きた中川イセの物語〜』

語り劇演者・夢実子


脚本担当のかめおかゆみこです。

以前にも書きましたが、中川イセさんの半生は、
生前、3冊の本に描かれています。

語り劇「零(zero)に立つ」も、それらの本を
原資料として、書かれました。

おもな参考資料とさせていただいたのは、山谷
一郎著『岬を駈ける女』(はたもと出版)です。

岬を駈ける女.JPG

網走市の、市議会議員となった戦後までが
おもな内容になっています。

なので、語り劇「零(zero)に立つ」で描いて
いるのも、ほぼその時代までです。

本来なら、イセさんの全人生を描きたいとこ
ろでしたが、何しろ半生だけで、あまりにも
波瀾万丈過ぎて、

そこまで描いたところで、上演時間が、
ゆうに1時間15分となってしまいました。

全人生を描いていたら、その倍か、
それ以上になってしまうかもしれません。

それでは、上演時間としては長すぎます。

実際、その後に、ショートバージョンとして
制作した、語り劇「掌編・中川イセの物語」
は、約30分の上演時間になりますが、

「零(zero)に立つ」に盛り込みきれず、割愛
したエピソードのみで構成されています。

そして、小説「零(zero)に立つ」の第3巻の
後半から、第4巻の内容は、すべて私が、
オリジナルでおこした文章となります。

つまり、「零(zero)に立つ」は、小説のほうが
先にあって、脚本が書かれたのではなく、

語り劇を上演することで、イセさんの全生涯を
描きたいという衝動にかられ、あらためて小説
として書きおこすことになったわけなのです。

今回の全文朗読では、そんなことも念頭に置き
ながら、お楽しみいただければと思います。


『零(zero)に立つ』全文朗読
まとめてお聴きになりたいかた、途中から聴かれ
て、それ以前のぶんもお聴きになりたいかたは、

再生リストをご利用ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLZWNPZbJOeOLfLLQhx6ck-1jvkareoh9H

キャプチャ.JPG

朗読動画の更新は、火・木・土を予定しています。
こちらのブログにてお知らせしていきます。

1回の長さは、5〜8分前後を目安とします。

次回の朗読動画のアップは、
明日6月9日(木)となります。

どうぞお楽しみに!


フェイスブックに登録されているかたは、
よかったら、「零(zero)に立つ」のページにも、
ご登録ください。
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https://www.facebook.com/groups/1452384578402377


『零(zero)に立つ』(全4巻)を
無償配布しています!

ご希望のかたは、お声かけください。

無償配布にいたるいきさつについては、こちら

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※現在、2・3巻は欠巻のため、
 コピーにてのお渡しになります。
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ベルお申し込みはこちらから
くれぐれも住所・氏名等の書き間違いにご注意ください。
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 16:55| Comment(0) | 物語版「零(zero)に立つ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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