2017年01月23日

感想08★自ら決めて行動しなさい

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

※物語版「零(zero)に立つ」のあらすじと、バックナンバーは、こちら


脚本担当のかめおかゆみこです。

今回、物語版「零(zero)に立つ」感想募集に、ご応募いただ
いた感想を、1編ずつご紹介させていただいています。

今日ご紹介するのは、奈良の南村武さん

南村さんは、2014年8月の網走初演に、わざわざ奈良から
(文字通り)飛んできてくださいました。

その後も、つねにエールを送っていてくださいます。

私も、語り劇「零(zero)に立つ」を演じる夢実子さんも、どれ
だけはげまされたかしれません。

                 

連載は次が読みたくてうずうずするので、まとめて読ませて
いただきました。

主人公(イセさん)の気持ちになり、感情移入して物語を読
み進めるという経験は、脚本を除いて長らくありませんでし
たが、舞台を観ていたことも助けとなり、すぐ入り込めました。

嗚咽が止められなかったのは、「初恋」の章で、敬愛しあう
気持ちがお互いにできかけているのに、会わないことや言わ
ないことを選んで生きていく決意をもって別れる場面でした。

また、「小梅の死」の章で、ばらばらになった「彼女」を集め
て祈り、

ずっと後の選挙で、その線路のところで、まず演説と決意を
彼女に捧げた場面は、見てもいないのに、目に焼き付いてい
ます。

昨夏一度訪れたあの「網走監獄」の受刑者の前で、以前にイ
セさんの感謝の言葉から始められた講演が、いかほどの優し
さと励ましの愛にあふれたものであっただろうかと思います。

誕生から、里子に出され、後に網走で、そして樺太と、常に
ふりかかる差別と当時の厳しい現実に向かい合い、闘いつつ、
自らの生を切り開いていかれた姿が、

地理的なことや政治状況、その環境の厳しさと相まって、重
く確かに伝わりました。

何よりも、自分自身と、出会った一人ひとりに誠実に向かい
合う姿勢
が貫かれていることが偉大であるし、

でもそのことは、私たちひとりひとりがそうできるのだよ、
変化の時こそ自ら決めて行動しなさいよと教えていただい
たのだと思います。

現代日本の状況を見ると、「戦争ができる国」に突き進む史
上最悪の政権(与党)なので、

もし似たような事態になれば、<その「国」のために戦意高揚
したり、銃後で守る>ことになることそのものを断固拒絶しな
ければいけないと思いますが,

当時から人権擁護を軸にして、水道をはじめ、教育施設や高
齢者施設の建設に尽力されてきたイセさんの功績は揺るぎあ
りません。

「あきらめない」をキーワードに、天童と網走をつなぎ、ライ
フワークとして、語り演じ続けられている(今田)夢実子さん、

私なら涙を流すだけで、書けなかったであろう辛苦の事実と
イセさんの想いを、

膨大な資料を集め、何を伝えるかを考えつつ、丁寧に構成し、
文字に落とされていったかめおかゆみこさんに、感謝と最大の
尊敬を送ります。

東京で、そしてまた別の地で、中川イセさんが、生きはじめ、
生き続けることを応援します。

                 

南村武さん、ありがとうございます 

お気づかいにも感謝です。

ブログでの小説の日刊連載(平日だけではありますが)は、
はじめての体験でしたが、

20代〜30代のころ、児童文学作家をめざしていたことや、
編集者を7年やっていたこと。

どちらも大成せずに終わった仕事ですが、こんなところで
役に立ってくれているということですね。(笑)

ではでは、また、明日の「感想」をお楽しみに!

これまでの感想
01★あきらめていた夢に挑戦しました!
02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気
05★心の重荷がようやく取り除かれました。
06★自分自身を精一杯生きること
07★負けない、負けない、負けない。

冊子「零(zero)に立つ」第2巻・第3巻、予約受付中
              
第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで(既刊)
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦

※第4巻(3月発行予定)が最終巻となります。
詳細/こちら
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お問い合わせ/info@kamewaza.com
              


物語版「零(zero)に立つ」感想追加募集!
〆切/2017年1月30日23時59分
条件/物語版「零(zero)に立つ」の感想を、400字以上
詳細/こちら
お申し込み/ こちら

問い合わせ/info@kamewaza.com


語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
会場/新宿区内施設(新宿駅から約10分)
参加費/2000円(当日集めます)
詳細/こちら
お申し込み/こちら
お問い合わせ/info@kamewaza.com

夢実子の語り劇を上演してみませんか?



※網走以外の、北海道の写真も掲載していきます。
aoikeshi.jpg
「青いケシ」 
写真提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTOさん
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 03:18| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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