2017年01月20日

感想05★心の重荷がようやく取り除かれました。

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』

※物語版「零(zero)に立つ」のあらすじと、バックナンバーは、こちら


脚本担当のかめおかゆみこです。

今回、物語版「零(zero)に立つ」感想募集に、ご応募いただいた
感想を、1編ずつご紹介させていただいています。

今日ご紹介するのは、Y・Sさん

今回の感想募集で感じることは、単に、「零(zero)に立つ」とい
う物語の感想にとどまらず、ご自身の物語・体験を語ってくださる
かたが、何人もいらっしゃるということ。

イセさんの壮絶なまでの、かつ、けっしてあきらめない生きかたが、
そうしたかたがたの想いを触発するのでしょうか。

Y・Sさんもまた、そのおひとりのなのだと思います。

                 

私は、愛する2人の子どもたちを授かりました。
私にとってかけがえのない、大切な子どもたち。

その子どもたちも今は成人を迎えておりますが、ずっと心に
ひっかかっていた事がありました。

考えてみれば最初の妊娠のタイミングもそうでした。

私が望んでいた妊娠も、彼はまだまだ遊びたいという風では
ぐらかすので、それなら私は仕事に打ち込もうと考え、

子どもができるまでのつもりのパートから、新しい仕事に就
き、本気で取り組み始めた矢先の妊娠でした。

外に私が向かう事を阻止するために、意図的に彼は避妊に
協力しなかったと感じました。

悔しかった。

でも、元々望んでいた妊娠だし、こんな事は言ってはならな
い事だと思って、ずっと胸にしまってあった事です。

その後、彼の異動でその土地を去り、彼の実家へ入り大家族
の生活となりますが、

それも、私の気持ちなど全く無視した、彼の希望による異動
であって、そうなるより他ありませんでした。

しばらくは、大家族の暮らしに慣れようと頑張っていたので
すが、なかなか難しく、いろいろあって私は一子と共にその
家を出て、別居生活がはじまります。

ところが、彼は気が向いた時にその部屋へやってくる訳です。

夜、チェーンをしている部屋のドアをドンドンたたかれる恐
怖は、今思い出しても発作が起きそうになります。周りへの
迷惑と恐怖のため、開けてしまう。

いつまでも、こんな生活を続けて行ってはいけないと思いな
がら過ぎていた日々。

言葉によって心も傷つけられながら、陵辱を受け続けていま
した。そのような中で、2人目を身ごもったわけです。

その時に私は、悩みぬいて、心の整理をつけ、自分で出した
結論に沿って進んでくることが出来たし、

そういう事が起きたからこそ得られた学びがあり、いただい
た恵みの深い人生になっている事を心から感謝をしているも
のの、

もし、子どもたちにこのような事を知られてしまったらどう
しようという恐れの気持ちが心の片隅から離れませんでした。

しかし、イセさんのお話によって私はここから救い出されま
した。

イセさんの妊娠は私より辛いものであったかもしれないけれ
ども、イセさんも、娘の愛子さんを愛しておられた。

そこは、私がよく解る。そして、離れて暮らさなければなら
なかった苦しみも想像できる。

私も心から子どもたちを愛している。私は、子どもたちと一
緒にいることができて、子どもたちの存在にどんなに支えら
れて来たことか。

イセさんのお話を聞いて、イセさんは深いところで私の気持
ちを理解してくれて、許してくださった
ように思えました。

イセさんの物語に出会えたことで、私の心の重荷がようやく
取り除かれました。ありがとうございました。

                 

Y・Sさん、ありがとうございます 

ふと、イセさんの人生そのものが、イセさんのメッセージとな
っているかもしれないなあと、思いました。

それをつないでいくことで、ひとりでも多くのかたが、元気に
なったり、勇気が湧いたらいいなと、思わずにはいられません。

ではでは、また、明日の「感想」をお楽しみに!

これまでの感想
01★あきらめていた夢に挑戦しました!
02★この突き抜けた底力!
03★亡父を見直すことができました
04★愛に根差して行動する勇気

冊子「零(zero)に立つ」第2巻・第3巻、予約受付中
              
第1巻 イセさん誕生〜17歳で北海道の遊廓にわたるまで(既刊)
第2巻 遊廓での「活躍」・卓治との出会い・樺太での生活
第3巻 2億8千万の借金と岬の日々・身を捨てて・終戦

※第4巻(3月発行予定)が最終巻となります。
詳細/こちら
お申し込み/こちら
お問い合わせ/info@kamewaza.com
              


語り劇「掌編・中川イセの物語」
日時/2017年1月30日(月)19時〜21時
会場/新宿区内施設(新宿駅から約10分)
参加費/2000円(当日集めます)
詳細/こちら
お申し込み/こちら
お問い合わせ/info@kamewaza.com

夢実子の語り劇を上演してみませんか?



※網走以外の、北海道の写真も掲載していきます。
wakkanaiyakei.jpg
「稚内の夜景」 
写真提供/北海道無料写真素材集 DO PHOTOさん
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 01:23| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。