2016年10月15日

これまでのあらすじ/10月22日、夢実子さん講話!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
※この作品は、もともと、女優・夢実子が演ずる語り劇として書かれたものを、
 脚本を担当したかめおかゆみこがノベライズしているものです。

土日祝日は、連載はお休みさせていただいています。


これまでのあらすじ

★第1章★ いせよ誕生
明治34年(1901年)、今野安蔵・サダの娘、いせよ(のちの中川イセ)
誕生。サダは、産後の肥立ちが悪く、死を予感。ヤクザものの安蔵にあとを
託すことを怖れ、佐藤コウに里親を頼むと、その年のうちに亡くなった。
    

★第2章★ 差別と貧しさのなかで
イセは佐藤家の里子になった。佐藤家は貧しく、イセはまわりからいじめられ
たり、差別を受けたりするが、コウの愛情、親友・渡辺みよしの存在、自身の
負けず嫌いの性格で、それらをはね返して成長していく。
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★第3章★ はじめての家出
10歳で実家に連れもどされイセは、学校にも行けず、仕事に明け暮れる。
11歳の夏、モヨとの口論から、初めての家出。山形の船山先生夫妻の
家で住み込みの女中をし、かわいがられるも、翌春、船山先生に満州へ
の転勤辞令が出て、再び実家にもどることになる。
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★第4章★ イセの初恋
またまた家出し、米沢の寮づきの織物工場ではたらく。仲間もできて楽し
い日々。そんな中、隣に住む名家の次男坊・戸田茂雄との初恋も体験。し
かし、安蔵にイセの居場所を知られたことで、イセは実家に帰ることに…。
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★第5章★ 女優志願
実家にいる間、地域巡演で山形にきた松井須磨子(実はにせもの)にあこが
れ、家出して上京する。しかし、たずねた帝国劇場に須磨子はおらず、い
くつかの仕事を転々とするが、結局あきらめて山形にもどることになる。
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★第6章★ 運命の歯車
人絹工場、機織り工場などではたらくうち、かつて実家に出入りしていた
芸人・八重松と再会。乱暴されて子どもを身ごもり、17歳で娘・愛子を
出産。その後、北海道の遊廓への話をもちかけられ、悩んだ末、イセは3
年で500円の借金をし、そのお金で愛子を里子に出すことにする。
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★第7章★ 網走まで
大正7年暮れ、イセは北海道に旅立った。ところが途中で虫垂炎から腹
膜炎をおこし、到着した旭川で即入院。借金が倍の1000円となり、
網走の遊廓に売られることに。駅前の島田食堂の夫婦にかわいがられる。
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★第8章★「お職」になる!
自転車を借りて町内を乗り回したり、柔道場に通ったりしたイセだが、娼
妓になると今度は、囲碁や将棋をおぼえ、お客を楽しませる工夫をした。
また酒に強く、何度も杯を重ね、そこから収益をあげることも考えた。
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★第9章★「小梅」の死
イセは、娼妓に乱暴した客を一本背負いで投げ飛ばすなどで、娼妓たちの
信頼を勝ち得ていった。しかし一方で、妹ぶんの「小梅」が、失恋を苦に
自死。小梅の死をきっかけに、娼妓みんなでちからをあわせることを誓う。
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★第10章★中川卓治という男
イセは、柔道場で出会った中川卓治と親しくなり、急速に気持ちが近づい
ていく。卓治の妹・タマは、2人の交際をはげしく反対するが、卓治はイ
セに求婚し、イセは身請けされて、ついに遊廓を出る。
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★第11章★樺太にて
中川家よりもイセを選んだ卓治。2人は樺太にわたり、仕事を見つけて
はたらき、暮らしを立てた。卓治は、酒がもとでけんかをして大けがを
したりもするが、ついに茂市の許しが出て、網走に帰れることになる。
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★第12章★岬の日々
網走の能取岬にある中川牧場の管理をまかされたイセたち。その雄大な
景色にイセは魅了される。乗馬も覚え、少しずつ馬との暮らしに親しみ、冬
になれば、流氷の美しさに見とれる。平和な日々がすぎていく。
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★第13章★茂市の死
卓治の父・茂市が、娘婿・東条貞の選挙資金調達で14万円の借金を残
して死去。イセと卓治はその借金を引き受ける。拓銀に50年割賦(ロー
ン)を頼むため、イセは札幌本店に出向き、交渉を成立させる。
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★第14章★戦況のなかで(2016.10.14ぶんまで)
借金返済のため、卓治とイセは、牧場経営だけでなく、馬喰として馬の
売買にもかかわることにする。良心的なイセの仕事は、評判を呼び…。
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いよいよ、来週末にせまりました!

夢実子さん講話
中川イセの
 
あきらめない精神を語る


ご期待のみなさんにはスミマセンが、今回は、語り劇では
ありません
。講話です。

とにかく、とんでもなく波瀾万丈な人生を送った中川イセさん
の物語は、このブログでもご紹介してきたとおりです。

そのなかで、イセさんが、苦境に直面するたびに、どんなふう
に乗りこえてきたのかを、熱く語っていただきます。

なお、かめおかのメルマガ「今日のフォーカスチェンジ」
13周年記念イベント
への、ゲスト出演というかたちになります。


日時/2016年10月22日(土)13時30分〜16時45分
会場/東京・日本橋ホール
(馬喰町・馬喰横山・東日本橋から数分)
中央区日本橋馬喰町1-9-1 NKビル5階
※三越前の「日本橋三井ホール」とは別の建物です。
 最寄り駅もちがいます。広めの会議室です。


13時15分〜 開場

13時30分〜13時40分 かめおかあいさつ

13時40分〜14時20分 女優・夢実子による講話
「中川イセのあきらめない精神を語る」
 ココ

  女優・夢実子が演ずる、語り劇「零(zero)に立つ」の
  主人公・中川イセとは?

  105歳で没するまで、波瀾万丈の人生を生き抜いたひと。
  志のまま生き、弱い立場のひとのために全力を尽くしたひと。 
  数々の武勇伝・伝説を残しながら、最期まで愛のひとだった。

  その人生の根底をつらぬいた「あきらめない精神」を、
  イセを演じる女優・夢実子が、渾身の想いで語ります!

14時30分〜16時45分 かめわざワーク「いのちの使いかた」

  かめおかによる、イメージワーク+体感ワークで、
  あなたの、これまでをふりかえって肯定し、
  あなたの、これからをあらたに創造しましょう。

参加費/5000円
ただし、冊子「零(zero)に立つ」(1200円)を
おもちのかたは、記念価格で、3000円

お申し込み/こちら
お問い合わせ/info@kamewaza.com
メルマガちらしおもて-1.jpg


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夢実子ゲスト出演!講話「中川イセのあきらめない精神」
10月22日・東京  詳細/こちら
 
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「零(zero)に立つ」第1巻
イセさんの誕生〜北海道に渡るまで。波瀾万丈の人生の幕開けです!
 
1200円+送料200円=1400円 ※2冊以上でも、送料は据え置き200円
詳細は、こちら

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札幌★夢実子 語り劇「掌編・中川イセの物語」ほか
日時/2016年11月26日(土)10時〜16時45分
会場/ちえりあ演劇スタジオ1
(地下鉄東西線宮の沢駅約5分)
詳細/こちら! 
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夢実子の語り劇を上演してみませんか?



網走市観光協会さまのサイトより、ご承諾を得て
網走の写真をお借りしています。ありがとうございます。
1015195.jpg
「カムバックサーモンin網走湖」 
一般社団法人網走市観光協会さまご提供
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 09:57| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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