『零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』
語り劇演者・夢実子
脚本担当のかめおかゆみこです。
中川イセ。1901年、山形県は天童に生まれる。
1歳で母と死別、里子に出され、極貧と差別のなかを、
生来の負けず嫌いの性格と、里親・こうの愛情により、成長。
10歳で実家に連れもどされるも、学校にも行かせてもらえず、
11歳で家出。住み込みの子守としてはたらきはじめる。
17歳で出産。養育費をはらうために、網走の遊廓へ。
店のトップになるも、仲間の「小梅」の死に衝撃を受ける。
20歳で身請けされるが、結婚に反対され、樺太へ。
ゆるされて網走にもどるが、義父の借金14万円を背負う。
それを20年足らずで完済し、戦後は網走市議会議員に。
7期をつとめたあと引退し、博物館「網走監獄」保存財団理事長に。
その後も老健施設の理事長など、103歳で脳梗塞でたおれるまで、
現役をつらぬいた。2007年1月1日没。享年105歳。
弱い立場のものを守るために、生涯をかけ、
「あきらめない精神」で、困難を乗りこえた女性。
語り劇「零(zero)に立つ」では、市議会議員になるまでが描かれます。
現在、首都圏公演をめざして、準備中。
ひとりでも多くのひとに、中川イセの存在を、
そして、「あきらめない精神」を伝えていきたい。
けれども、首都圏公演を成立させるためには、
乗りこえるべき、いくつものハードルがあります。
劇団でもなく、スポンサーもなく、事務所にも所属していない。
まったくの個人による活動です。
資金、協力者、そして公演にきていただくお客さま、
すべて、ゼロから積み上げていく必要があります。
そこで、夢実子さんの舞台を観ていただく機会をつくり、
その魅力にふれていただこうと考えました。
そのために、語り劇「掌編・中川イセの物語」
(上演時間30分)を上演します。
こちらは、「零(zero)に立つ」にもりこみきれなかった
エピソードを、ピックアップした小作品で、
劇場版の「零(zero)に立つ」とちがい、
場所を選ばず、どこでも上演できるスタイルです。
2016年1月に、「ひとり芝居フェスティバル」(東京)で
上演以来、各地で上演されています。
東京でも、この1月、上演しました。
観劇してくださったかたがたが、観終わったあと、口々に、
「首都圏公演応援します」と、言ってくださいました。(感謝!)
感想1 感想2
このこころみを、さらに重ねていきたいと想います。
ぜひ、この語り劇を観にいらしてください。
夢実子さんに会って、お話をしてください。
2017年4月22日
開場/18時30分 開演18時45分
夢実子・語り劇「掌編・中川イセの物語」+
トーク「中川イセの『あきらめない精神』を語る」
※終了後、参加者のみなさんと交流会をおこないます。
会場/都内施設(最寄駅・山手線高田馬場駅徒歩1分)
※参加されるかたに直接お知らせします。
定員/24名
参加費/2000円(当日集めます)
お申し込み/こちら
お問い合わせ/こちら
冊子版「零(zero)に立つ」(全4巻)
詳細は、こちら
※現在、第3巻まで刊行中!
さらに、翌日・翌々日は、
夢実子さんの「声と言葉のレッスン」もあります。
ご興味をおもちのかたは、ぜひ!
★2017年4月23日(日)10時〜11時30分
夢実子の声と言葉のレッスン(グループレッスン)
★2017年4月23日(日)・24日(月)
夢実子の声と言葉のレッスン(個人レッスン)