2016年08月31日

「零(zero)に立つ」第1巻〜イセさん誕生から北海道に渡るまで編〜

物語版「零(zero)に立つ」を執筆している
脚本家・かめおかゆみこです。

「零(zero)に立つ」第1巻
1冊1200円+送料200円
※何冊ご購入いただいても、送料は据え置きです。
お申し込みは、こちら


この連載がスタートしたのが、2016年5月23日。

はじめて感想をいただけたのが、6月12日。
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楽しみにしている連載。引き込まれます。
あらすじを簡潔にまとめてくださっていますが、
結局全部読み返したくなってしまう人も多いはず。(笑)
たくさんの人に読んでほしいです。(M・Sさん) 
http://katari-geki.seesaa.net/archives/20160612-1.html
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おかげさまで、その後は、どんどん感想の数がふえています。

(毎週日曜日に感想を掲載させていただいています)

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どうなるの? どうなるの?
連ドラの類は見ないけど、
イセさんは、すっごい気になる‼︎
逃げないで立ち向かう。
その潔さに、人は惹かれるのでしょうか?

不思議な魅力。
すんごい女性がいたもんだ‼︎
楽しみに、読んでますよ(^^)

おしんにははまらなかったけど、
イセさんにはハマった(笑)(A・Oさん)
http://katari-geki.seesaa.net/article/441178271.html
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また、それにともなって、アクセス数も増加。

当初は、一日200がやっとだったアクセスも、
最高時には、1601。

いまは落ち着いて、500〜600をキープ。

しかも、その3分の1は、「最新ページ」、
つまり、連載の最新記事を読んでくださっているのです。

これ、執筆者にとっては、めっちゃうれしいです。

読者さんが、楽しみにしてくださっていることが、
伝わってくるからです。


そんな
連載「零(zero)に立つ」が、冊子に
なりました!
136ページ・定価1200円(税込)/送料200円(何冊でも)

第1巻は、第1話から第44話。イセさんが誕生して
から、北海道に旅立つまでの部分です。


お申し込みは、こちら


できあがってきたのが、山形公演の前日、8月26日。
無事に、公演に間に合わせることができました!

並べる.jpg


夢実子さんがいつもお世話になっている、
断捨離トレーナー・麻野ゆかりさんも、応援に駆けつけてくださいました。

ゆかりさんと.jpg


「零(zero)に立つ」第1巻
1冊1200円+送料200円
※何冊ご購入いただいても、送料は据え置きです。

お申し込みは、こちら


冊子に関するお問い合わせは、かめおかまでお願いします。
info@kamewaza.com


表紙加工.jpg 中身.jpg
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物語版「零(zero)に立つ」第11章 樺太にて(1)/通巻72話

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


語り劇「零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語」を
上演してみませんか?

このほか、会議室・喫茶店等でも気軽に上演できる、フリースタイル版
の語り劇もございます。「真知子」(25分)「掌編・中川イセの物語」(30分)

詳細はお問い合わせください。
オフィス夢実子 電話&FAX 023−658−7061
    メール・yumiko@yumiko333.com

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「零(zero)に立つ」第1巻 
1200円+送料200円=1400円 ※2冊以上でも、送料は据え置き200円
※イセさんの誕生〜北海道に渡るまでを、まとめて一気に読めます。
★お申し込みは、こちら

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脚本担当・かめおかゆみこです。

山谷一郎著『岬を駈ける女』を主要資料としながら、かめおかの視点で、イセさんの
物語をつむいでいます。物語ですので、すべてが事実ではなく、想像やフィクション
がまじる部分もあります。けれども、イセさんの生きかたの根本ははずさないで書い
ていくつもりです。ご感想をいただければ励みになります。よろしくお願いします。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67 68 69 
70 71
これまでのあらすじは、こちら


しかし、卓治の妹のタマをはじめ、強固に反対する親戚たちは、
イセを受け入れようとはしない。

「中川家をとるのか、イセをとるのか」と卓治にせまる。

ついに卓治は、「オレはイセをとる」と断言した。つまりは、
中川の家を出ると宣言したのである。

卓治とイセは、あのカツ丼2杯をたいらげた、島田食堂の2階
で、ささやかな祝言をあげた。

卓治の父・茂市は、2人を前に、百円をさしだして言った。

「わずかな金だが、当座の生活の足しにしてくれ。いまは、少
しのあいだ、網走を離れたほうがいい。親戚たちも、そのうち
気持ちが落ち着くだろう」

ことばはやわらかいが、実質は、手切れ金である。

イセは、こんなことになって…と、卓治に申し訳なく感じたが、
当の卓治は、のんきなものであった。

「うるさい親戚連中から離れられるんだから、けっこうなもん
だ。親子三人、気楽に暮らすべえ。なあ、宗治」

宗治は宗治で、イセが本当の母ちゃんになったと、無邪気に
よろこんでいる。

イセは、そんな宗治を、ぎゅっと抱きしめた。

実の母親と別れ、どんなにさびしかったことだろう。もうけっし
て、そんな想いはさせたくない…。

そう思う胸の内では、郷里においてきた娘、愛子への想いが、
いつも影を落としていた。

あれから3年。愛子も、もう3歳だ。

育て親にはかわいがってもらっているだろうか…。さびしい
想いをしてはいないだろうか…。

遊廓を出たものの、いまの状態では、引き取ってやることは
かなわない。

私は、なんて薄情な母なのだろう…。

そんな想いがふつふつとわいてきて、イセは、いっそう強く、
宗治を抱きしめるのだった。

そんなイセに、卓治が声をかける。

「ところで、イセよ、実際のところ、どこへ行こうか。オレは、
東京はどうかと思うんだがな」

「東京?」

「百円ありゃあ、3人ぶんの汽車賃はらっても、お釣りがく
る。残りの金で、東京で何か商売でもするべえ」

北海道で生まれ育った卓治は、東京を知らない。

イセにとっても、東京での生活は、14〜15歳で家出して、
わずか数か月ではあったけれど、生き馬の目を抜くようなせ
わしさは感じとっていた。

卓治の鷹揚な性格には、どうにも向いているとは想えないの
である。

考えあぐねた2人は、島田夫婦をたずねた。

話を聴いた島田食堂のおじさんは、こう言った。

「いっそのこと、樺太へ行くというのは、どうだね?」

「樺太?」


ぜひ、感想をお聴かせください
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その際、掲載してよいお名前を教えてください。(匿名・イニシャル可)
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2016年08月30日

物語版「零(zero)に立つ」第10章 中川卓治という男(5)/通巻71話

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


語り劇「零(zero)に立つ〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語」を
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脚本担当・かめおかゆみこです。

山谷一郎著『岬を駈ける女』を主要資料としながら、かめおかの視点で、イセさんの
物語をつむいでいます。物語ですので、すべてが事実ではなく、想像やフィクション
がまじる部分もあります。けれども、イセさんの生きかたの根本ははずさないで書い
ていくつもりです。ご感想をいただければ励みになります。よろしくお願いします。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67 68 69 
70
これまでのあらすじは、こちら


そもそも、卓治の父・茂市は、町会議員もつとめる町の名士である。
そして、卓治の妹、タマは、同じく町会議員の東条貞と結婚していた。

この東条、もとは愛媛県の出身で、1906年に北海道にわたり、
室蘭・滝川・網走などで新聞記者をつとめていた。

1918年(イセが遊廓に入った年)に、網走町議会議員に初当選。

その後、1924年には北海道議会議員に、1930年には衆議院
議員へとのぼりつめていくのだが、この当時は、まだ町会議員で、
その野望をひそかに腹に秘めていた。

タマは、出世頭の夫が自慢だった。それだけに、兄が遊廓の女と
つきあいだしたと聴いて、がまんならなかったのである。

「兄さん、はずかしいから、やめてよ。うちの名前に傷がつくわ」

ところが、いつもは温厚な卓治が、イセのことになると、頑として
首をたてに振らない。それどころか、

「何を言う。おまえだって、遊廓の家に育ったでないか。これ以上、
イセのことで、しのごの言うのはゆるさん!」

いつになく、きびしい口調で切り返してくる。タマは、憤懣やるか
たなかった。

「冗談じゃない。宗ちゃんまで手なずけているっていうじゃないの。
絶対に中川家の金目あてに決まってる!」

タマの怒りはおさまらない。

ひとを使って、イセの悪口を言いふらさせたりとか、茂市の名前を
かたって、イセのもとにひとを送り、金で手を切らせようとして、
イセにことわられたとか…。

真偽はわからないが、そんな話が残されているほどである。

ちなみに、茂市自身は、イセが遊廓の出であることは、さほど気にし
ていなかったらしい。

自分自身が、遊廓を経営していて、そこできちんとつとめあげたもの
は、なまじの女よりしっかりものであることを、知っていたからだ。

また、卓治にたいしては、最初の結婚を勝手に進めてしまい、つらい
想いをさせてしまったことを後悔していた。

卓治が本気で望むなら、遊廓だろうがなんだろうが、自由に選ばせて
やりたいとも想っていた。

とはいえ、中川家の長として、タマをはじめ、親戚たちの意見を無下
にするわけにもいかない。

おもてだっては、あまり賛意を表明してやれないのも事実ではあった。

そんななかで、イセは20歳になった。

卓治は、イセにプロポーズし、イセもそれを受けて、身請けしても
らい、晴れて、遊廓を出ることになったのである。

なお、これは余談だが、千円の借金はすでに返していたので、本当
は、もっと早く、遊廓を出ることはできたらしい。

だが、楼主と女将に、「いまおまえにやめられたら、売り上げが下
がる」と泣きつかれ、時期を延ばしたらしいという話がある。

いずれにしでも、こうして、3年あまりのあいだに、さまざまな伝
説・逸話を残し、イセは、遊廓をあとにするのである。


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2016年08月29日

物語版「零(zero)に立つ」第10章 中川卓治という男(4)/通巻70話

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語り劇『零(zero)に立つ
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第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67 68 69
これまでのあらすじは、こちら


それからというもの、中川卓治は、足しげく金松楼に通うよ
うになった。もちろん、イセと会うためである。

牧場主の息子の卓治は、金回りがいい。

その卓治が通ってくれることは、金松楼にとってもありがた
いことで、楼主としてもほくほくであった。

しかし、そうてばなしでよろこんでもいられない。卓治自身、
みとめていたが、実は卓治は、相当に酒癖が悪かった
のである。

ふだんは、温厚で、けっして声をあらげることもない。いつ
もにこにこして、鷹揚な態度をくずさない卓治なのだが、い
ったん酒が過ぎると、ひとが変わった。いや、豹変した。

もともと巨漢で、しかもちからも強い。あばれだしたら、誰
にも止めることができないのである。

イセもはじめてその現場に遭遇したときには、唖然とした。
これが、本当にあの卓治なのかと、目をうたがったほどだ。

壁に穴をあけ、障子をやぶり、膳をひっくり返し、手あたり
次第に、ものを投げまくる。

それでもなお足りずに、咆哮し、誰かれかまわずけんかをふ
っかけ、相手が下手に応戦しようものなら、たたきのめすま
で、手をゆるめない。

そうして、あばれるだけあばれると、しまいにはばたりと倒
れて、昏睡するのだった。

そして翌朝、起きると、またいつもの、朴訥で、温厚な卓治
にもどっている。

「すまねえ。悪気はなかったんだが、酒が入るとつい…」

おおきなからだを精一杯ちぢめて、あやまるのだ。

(きっと、お母さんと生き別れたつらさが、いまもぬぐえな
いのだ…)

自分自身も、生母と死別したかなしみをかかえているだけ
に、つい、イセも甘くなる。

それどころか、このひとのさびしさを、私が埋めてやりたい
…と、そんな気持ちにもなってくるのだった。

さて。卓治が、あまりにも金松楼に入りびたっているものだ
から、ひとりぼっちになったのは、息子の宗治である。

ある日、とうとう、卓治をたずねて、金松楼にやってきた。
誰かが「お父さんは、金松楼にいるよ」と、教えたらしい。

応対に出たイセは、はっとした。まだ4歳という、こんな
ちいさな子にさびしい想いをさせるなんて…。

イセは、昼間からごろごろしていた卓治をたたき起こし、
「坊ちゃんのために、ちゃんと帰ってください」と、卓治
を部屋から追いだした。

しかし、卓治の「イセがよい」は止まらず、しかも、昼間
は宗治もやってきて、いつか、イセのことを「母ちゃん」
と呼びはじめたのだ。

これにはイセもまいった。

娘の愛子は、3歳になったはずだ。4歳の宗治を見ている
と、どうしても愛子を思い出さずにはいられないのである。

網走にきたときの借金千円は、もう返し終えていた。

そのあと、何やかにやと上積みされたぶんは、まだ残っ
ていたけれども。

宗治にとっても、きちんと面倒を見てやれる母親がいるほ
うが、どれだけ幸せかわからない。

イセのこころはゆれた。

いくら望んでも、そうそう、2人が一緒になることのできない
事情があったからである。


ぜひ、感想をお聴かせください
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2016年08月28日

感謝!★公演、無事に終了しました!/たくさんの感想にも感謝です!

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


日時/2016年8月27日(土)18:00開演
会場/シベールアリーナ(客席数456)

昨日、公演、無事に終了!


脚本担当・かめおかゆみこです。

土日祝日は、連載はお休みさせていただいています。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67 68 69
これまでのあらすじは、こちら


昨日は、おかげさまで、公演、無事に終了しました。

まだ集計など終わっていませんので、
おいおいご報告させていただきますが、

会場は、こんな感じでした。

14172015_1115763575174455_1830289344_n.jpg

本当にたくさんのお客さまにいらしていただき、
熱い拍手をいただきました。

かかわってくださったすべてのかたに、
こころより、感謝申し上げます。


これまで届いている連載の感想です。

・こんな生き方をする人いたの?って
最初から一気に
グイグイ引っ張られるように読みました

物語のようなものは、頭の中で
想像ができないと飽きちゃうんです。

私の頭の中で、イセさんが
生きている 活きている
こっちの方が しっくりくる表現です。
(M・Oさん)

・いつもワクワクして一気に読んでいます。
毎回続きが気になりますよ〜。
語り劇をDVDでも販売していただけましたら
嬉しいです。
(A・Tさん)

・(第65話)今日のイセさん。
それでも何をすべきかを考える。凄いです。
感情に溺れて終わらない。
ガツンと出して、次に行く。
みならわなくっちゃ。
(M・Oさん)

・毎日楽しみにしています。
イセさんの生き方に勇気をもらっています。
(M・Kさん)

・本当に、すごいですね。
イセさんの生きるパワーに圧倒されます。
(S・Kさん)

・どうなるの?どうなるの?
連ドラの類は見ないけど、
イセさんは、すっごい気になる‼︎
逃げないで立ち向かう。
その潔さに、人は惹かれるのでしょうか?

不思議な魅力。
すんごい女性がいたもんだ‼︎
楽しみに、読んでますよ(^^)

おしんにははまらなかったけど、
イセさんにはハマった(笑)

そして、かめおかさんが、イセさんを書くことの
ご縁の不思議。
ご縁って、あるのですよね。

身体は亡くなっても、生前、信念や強烈なメッセージを
止むに止まれぬ情熱で発信されていた方の意思(遺志)は、
後世で必ず代弁する人が出てくる不思議。
選ばれしお役目ですね。

夢実子さんやかめおかさんが発信するから、
その繋がりでキャッチする人も大勢(^^)
(A・Oさん) 


ありがとうございます!

今日は、片づけ等々あるので、簡単なご報告に
なってしまいましたが、おゆるしください。

公演が終わっても、連載はつづきます。

どうぞお楽しみに!


網走市観光協会さまのサイトより、ご承諾を得て
網走の写真をお借りしています。ありがとうございます。
0828134.jpg
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posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 08:23| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月27日

これまでのあらすじ/突き抜け力

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


本日、公演当日!

イセさんの「あきらめない精神」を伝えたい!

日時/2016年8月27日(土)18:00開演
会場/シベールアリーナ(客席数456)
観劇料/当日券3500円
チケット購入先
シベールアリーナ 023-689-1166 ※直接ご購入ください。   


★「零(zero)に立つ」第1巻
※イセさんの誕生〜北海道に渡るまでを、まとめて一気に読めます。
※本日、シベールアリーナのロビーでお買い求めいただけます!



脚本担当・かめおかゆみこです。

土日祝日は、連載はお休みさせていただいています。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67 68 69
※これまでのあらすじは、こちら

★第1章★ いせよ誕生
明治34年(1901年)、今野安蔵・サダの娘、いせよ(のちの中川イセ)
誕生。サダは、産後の肥立ちが悪く、死を予感。ヤクザものの安蔵にあとを
託すことを怖れ、佐藤コウに里親を頼むと、その年のうちに亡くなった。

★第2章★ 差別と貧しさのなかで
イセは佐藤家の里子になった。佐藤家は貧しく、イセはまわりからいじめられ
たり、差別を受けたりするが、コウの愛情、親友・渡辺みよしの存在、自身の
負けず嫌いの性格で、それらをはね返して成長していく。

★第3章★ はじめての家出
10歳で突然、実家に連れもどされイセは、学校にも行けず、一日中、仕事
に明け暮れる日々。11歳の夏、モヨとの口論から、ついに初めての家出。
山形の船山先生夫妻の家で住み込みの女中をし、かわいがられるも、翌春、
船山先生に満州への転勤辞令が出て、再び実家にもどることになる。

★第4章★ イセの初恋
またまた家出し、米沢の寮づきの織物工場ではたらく。仲間もできて楽し
い日々。そんな中、隣に住む名家の次男坊・戸田茂雄との初恋も体験。し
かし、安蔵にイセの居場所を知られたことで、イセは実家に帰ることに…。

★第5章★ 女優志願
実家にいる間、地域巡演で山形にきた松井須磨子(実はにせもの)にあこが
れ、家出して上京する。しかし、たずねた帝国劇場に須磨子はおらず、い
くつかの仕事を転々とするが、結局あきらめて山形にもどることになる。

★第6章★ 運命の歯車
人絹工場、機織り工場などではたらくうち、かつて実家に出入りしていた
芸人・八重松と再会。乱暴されて子どもを身ごもり、17歳で娘・愛子を
出産。その後、北海道の遊廓への話をもちかけられ、悩んだ末、イセは3
年で500円の借金をし、そのお金で愛子を里子に出すことにする。

★第7章★ 網走まで
大正7年暮れ、北海道に向かって、イセは旅立った。ところが道中、イセ
は虫垂炎から腹膜炎をおこし、到着した旭川で即入院。そのために借金
が倍の1000円となり、網走の遊廓に売られることに。大正8年3月、
網走に着き、駅前の島田待合(食堂)で食事。島田夫婦と親しくなる。

★第8章★「お職」になる!
遊廓での仕事はやはり過酷なものだった。自転車を借りて町内を乗り回し
たり、柔道場に通ったりしたイセだが、娼妓になると今度は、囲碁や将棋
をおぼえたりして、お客を楽しませる工夫をした。また酒に強いことから、
何度も杯を重ね、そこから収益をあげることも考えた。

★第9章★「小梅」の死
イセは、娼妓に乱暴した客を一本背負いで投げ飛ばすなどで、娼妓たちの
信頼を勝ち得ていった。しかし一方で、かわいがっていた妹ぶんの「小梅」
が、失恋を苦に自死。小梅の死をきっかけに、少しでも早く借金を返せるよ
うに、娼妓みんなでちからをあわせることを誓う。

★第10章★中川卓治という男(2016.8.26まで)
イセは、柔道場で出会った中川卓治と親しくなる。ある日、卓治が金松楼
にやってくる。互いの身の上を語り合い、急速に気持ちが近づいていく。


いよいよ、本日、本番です!

昨日は、舞台監督、音響さん、照明さん、映像さん、
そして、サポーターのみなさんが続々詰めかけました。

稽古1_n.jpg

そして、地元の民放局TUYさんが、50秒間の
スポットで、告知をさせていただいたこともあり、

告知_n.jpg

おかげさまで、席は、400席以上埋まりました。

シベールアリーナさんの客席は、456席。
満席になってくれたら、うれしいなあ〜!


さて。今日は、一昨日書いた私のメルマガをご紹介します。


★今日のフォーカスチェンジ♪第4681号

突き抜け力



中川イセさんというひとは、不思議なひとです。

映画「おしん」もマッサオなほど、
運命に翻弄される人生を送ります。

しかも、「おしん」は、
複数のモデルがいる、架空の人物ですが、
イセさんは、実際に生きたひとりの人間です。

しつこいようですが、すごい人生です。

1歳で生母と死別。
里子に出されるも、実父は養育費を払わず。

極貧。差別。
小学4年生が最終学歴。

それも、家の仕事をさせられたため、
行けなくなってます。

11歳で、親に追い出されて、家出。
そこから、自活がはじまります。

詳しい内容は、語り劇「零(zero)に立つ」を
観ていただくか、
物語版「零(zero)に立つ」を
読んでいただくとして、(笑)

普通、こういう人生を送ると、多くのひとは、
やさぐれたり、いじけたり、
世をすねたり…しても、おかしくありません。

実際、

「自分は子どものころ、
 〜〜だったから、こんな人間になった」

というひとは、大勢います。


でも、なぜか、
イセさんは、そうはならなかったのです。

それどころか、社会の底辺と呼ばれるような
生活のなかでも、

創意工夫し、実践し、
逆境を乗り越え、さらに飛躍していきます。

状況を考えると、
生きるのがいやになってもおかしくないのに、
実に、いさぎよく、さわやかなのです。

むしろ、ときに、ユーモラスでさえあります。

「あ、突き抜けてるんだ、このひと」

そう想いました。

その突き抜け力は、
生まれもったものかもしれません。

やくざものであった父は、
身勝手なひとではあったのですが、

たくさんの子分たちに、
したわれる面ももっていたと言われています。

それが、娘に遺伝して、
ふところの広さというかたちで、
昇華・体現したのかもしれません。

とにかく、ハンパではないのです。

つまらないことで、くよくよしないのです。
先行きがわからなくても、絶望なんかしないのです。

立ち止まるくらいなら、
前に進み、進みながら考えるのです。

きっと、悪の世界(笑)に進んだら、
とんでもない女ボスになっていたでしょうが、

何人かの、愛情深いひとびととの出会いの
おかげか、はたまた天の采配か、

そうはならず、社会に貢献する人生を歩みます。

イセさんの突き抜け力を支えたのは、
たぶん、その、
考えるより先に行動する、そそっかしさです。

思い立ったらもう走り出して、
走りながらどうするか考えるのです。

まあ、それが、
突き抜けたひとのやりかたなのかもしれません。

そこには、怖れはありません。
少なくとも、自己保身の怖れはありません。

そのイキオイというか、エネルギーが、
運を呼んだといえるかもしれません。

イセさんを語ると、
けっして、重苦しい、苦労話や根性話にならず、
元気や勇気が湧いてくるのは、

ああ、ひとは、
こんなふうにも生きられるのだ。

自分も同じ人間なら、
しかも、ここまでの状況にはおかれて
いないのだから、

きっと、なんとかなる!
と、想えるからかもしれません。

ああ、私も突き抜けていきよう!

あらためて、そう想いました。

一回きりの人生、怖れて、逡巡していても
はじまりませんものね。

どうぞ、あなたも、突き抜けちゃってください。

人生が、パワーアップしますよ。
お楽しみさま!


★「零(zero)に立つ」第1巻
※イセさんの誕生〜北海道に渡るまでを、まとめて一気に読めます。
※本日、シベールアリーナのロビーでお買い求めいただけます!



ぜひ、感想をお聴かせください
物語版「零(zero)に立つ」の感想を、ぜひお寄せください。
日曜日のブログにて、紹介させていただきます。
ブログのコメント欄にお書きいただくか、
こちらまで、メールでお寄せいただければ幸いです。

その際、掲載してよいお名前を教えてください。(匿名・イニシャル可)
また、ブログ等をおもちのかたは、URLも、よかったらお知らせください。
あわせて、ご紹介させていただきます。


網走市観光協会さまのサイトより、ご承諾を得て
網走の写真をお借りしています。ありがとうございます。
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「オホーツク流氷館(旧)」 
一般社団法人網走市観光協会さまご提供
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2016年08月26日

物語版「零(zero)に立つ」第10章 中川卓治という男(3)/通巻69話

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


本日、公演1日前!

-------------------------------------------------
イッセー尾形の舞台の演出家である、森田雄三さんが、
「零(zero)に立つ」の「宣伝」をしてくださいました→こちら

-------------------------------------------------

日時/2016年8月27日(土)18:00開演
会場/シベールアリーナ(客席数522)
観劇料/3000円(当日3500円)
チケット購入先
 オフィス夢実子(事務局・菅野)080-6020-8837
         メール・zeronitatsu@yumiko333.com
 シベールアリーナ 023-689-1166
 八文字屋POOL(山形市) 023-622-2150
 TENDO八文字屋(天童市)023-658-8811、
 「零(zero)に立つ」公演サポーターズメンバー、他
    


---------------------------------------------------------
「零(zero)に立つ」第1巻
※イセさんの誕生〜北海道に渡るまでを、まとめて一気に読めます。

割引+特典は、昨日で終了しました。ありがとうございます!
28日から、あらたなお申し込みフォームを作成しますので、
いましばらくお待ちください。明日、語り劇「零(zero))に立つ」
をご観劇いただけるかたは、会場でご購入いただけますよ〜♪

---------------------------------------------------------


脚本担当・かめおかゆみこです。

山谷一郎著『岬に駈ける女』を主要資料としながら、かめおかの視点で、イセさんの
物語をつむいでいます。物語ですので、すべてが事実ではなく、想像やフィクション
がまじる部分もあります。けれども、イセさんの生きかたの根本ははずさないで書い
ていくつもりです。ご感想をいただければ励みになります。よろしくお願いします。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67 68
※これまでのあらすじは、こちら


「島田待合」で、一緒にカツ丼2杯をたいらげて以来、卓治と
イセは、しばしば話をするようになった。

しかし、イセが柔道場に行ける日はかぎられているし、終われ
ばすぐに、娼妓として、遊廓にもどらなければならない。

2人が会える時間はかぎられていた。

ある日のこと。イセに指名がかかった。

誰かと見ると、そこに、にまあっと笑顔を見せて、卓治が立っ
ていた。

「いや、なかなかゆっくりと、話もできんもんだから」

そう言って、ぽりぽりと頭をかいたのである。

料理膳と酒が運ばれてきた。イセは卓治に酒をすすめた。
卓治は、それを受けながらも、真顔で言った。

「俺は酒好きだが、飲みすぎると、どうもいけねえ。今日は、
本当に、話がしたくてきたんだ」

「話って?」

「うわさには聴いとるけど、おまえさんみたいな娘(こ)が、
なして、こんなところに来たんか。よっぽど苦労したんだろ
うということはわかる。よかったら、話してもらえんか」

イセは、卓治のまっすぐな気持ちに打たれた。

幼少時からの、さまざまなできごと。愛子を産んだこと。その
ために遊廓に入ったこと…。

話しながら、何度も涙が流れた。とりわけ、愛子のことを話す
とき、会えずにいる月日を想って、涙があふれた。

卓治も、涙を浮かべながら、イセの話を聴いてくれた。

イセの話が終わると、今度は、イセが、卓治に話をしてくれ
と、たのんだ。

卓治もまた、子どものころ、火事でショックを受けたこと、
母親が離婚して家を出ていったかなしみなどを、語った。

イセは、いつも明るく見える卓治が、ふとしたおりに見せる
かげりの理由を知った気がした。

「金持ちのぼんぼんだと想っていたのに、卓治さんも、苦労
してきたんだねえ」

「おめえほどでねえ。おめえはまだ若いのに、よくここまで、
がんばって生きてきたなあ」

卓治は、そのおおきな手で、イセの頭をわしわしとなでた。

その夜。卓治とイセは、ぴったりと肌をあわせて眠った。

卓治は、まるで、宝ものをかかえこむように、イセを包み
こみ、イセはすっぽりと、そのなかにくるみこまれた。

遊廓ではたらくようになって以来、これほどまでやすらか
な気持ちで眠ったことは、かつてなかった。

それは、互いに、孤独をかかえてさまよっていた、ふたつ
の魂が、ひとつになった瞬間だったかもしれない…。


ぜひ、感想をお聴かせください
物語版「零(zero)に立つ」の感想を、ぜひお寄せください。
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2016年08月25日

物語版「零(zero)に立つ」第10章 中川卓治という男(2)/通巻68話

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


本日、公演2日前!
チケット残り、あとわずか!

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イッセー尾形の舞台の演出家である、森田雄三さんが、
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日時/2016年8月27日(土)18:00開演
会場/シベールアリーナ(客席数522)
観劇料/3000円(当日3500円)
チケット購入先
 オフィス夢実子(事務局・菅野)080-6020-8837
         メール・zeronitatsu@yumiko333.com
 シベールアリーナ 023-689-1166
 八文字屋POOL(山形市) 023-622-2150
 TENDO八文字屋(天童市)023-658-8811、
 「零(zero)に立つ」公演サポーターズメンバー、他
    


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「零(zero)に立つ」第1巻お申し込み受付中!
※イセさんの誕生〜北海道に渡るまでを、まとめて一気に読めます。

※割引価格+送料無料+「夢実子×かめおか」対談音声+
かめおかエッセイ+優先情報…これだけ盛りだくさんで、
たったの1000円! ただし本日8月25日まで!

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脚本担当・かめおかゆみこです。

山谷一郎著『岬に駈ける女』を主要資料としながら、かめおかの視点で、イセさんの
物語をつむいでいます。物語ですので、すべてが事実ではなく、想像やフィクション
がまじる部分もあります。けれども、イセさんの生きかたの根本ははずさないで書い
ていくつもりです。ご感想をいただければ励みになります。よろしくお願いします。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66 第10章 67
※これまでのあらすじは、こちら


中川卓治の父、中川茂市は、若いころ、新潟から北海道に
わたってきて、根室で事業をはじめた。

その事業というのが、貸し座敷業、すなわち遊廓だった。

卓治は、長男特有のおっとりしたところがあり、気立てのいい
少年だったから、娼妓たちにはかわいがられた。

ところが、まだ卓治が10歳になるかならぬころ、根室で大
火事がおき、たくさんのひとが死んだ。

茂市の店も例外でなく、かわいがってくれた娼妓たちの死は、
卓治のこころに影を落とした。

さらに、卓治の母が、茂市と離婚して、家を出て行くことに
なったことも、卓治のこころをいっそう暗くさせた。

ちょうどそのころ、網走に、集治監(いまの網走監獄の前身)
ができることになった。

茂市は、心機一転を志し、網走への移住を決めた。そして、
ここでも、松葉楼という遊廓をはじめることにする。

しかし、根室での教訓もあってか、いくつかの事業を並行す
ることにした。そのひとつが、牧畜業である。

網走には、広大な大地と森がある。もってこいの場所だった。

事業の才にたけた茂市は、町から12キロほど離れた、能取
岬に目をつけた。

まだほとんど手つかずの原始林におおわれた、その土地を安
く買って、そこを牧場としたのである。

事業は順調に拡大し、茂市はみるみる財をたくわえ、町会議
員にも立候補し、当選。町の名士となった。

卓治は、成人して、2年の兵役をすませると、網走にもどって
きて、茂市とともにはたらいた。

そこで、茂市は、卓治を早く一人前にしたいと考え、結婚をさ
せることにした。

実は、そこには、町会議員として有利になる縁組をという、思
惑もあった。

卓治は、父がいきなり決めてきた結婚話におどろいた。
自分の意思がまったく無視されていたからである。

しかし、強固に反対する理由もない。

もともと、父にさからうことは苦手である。ぐずぐずしているう
ちに、結婚が決まってしまった。

やがて、息子の宗治が生まれた。宗治は、赤ん坊のころから
ひとなつこく、卓治は、息子の成長をこころからよろこんだ。

けれども、もともと無理やりの結びつきであったためか、性格
が合わなかったのか、夫婦の仲は次第に冷えていった。

結局、2人の結婚は、5年ほどでおわった。

妻は離婚して家を出ることになり、一粒種の宗治は、卓治が引
き取ることになった。

卓治は、意気消沈した。意に沿わない結婚だったとはいえ、は
じめての結婚が、こんなかたちで終わったことに傷ついた。

それを見ていた茂市も、卓治にたいして申し訳なさを感じた。

自分の思惑のために、わが子の気持ちを傷つけてしまった。
今後は、卓治が結婚したいと思う相手が見つかるまで、余計な
口は出すまいと、決めたのである。

イセが、卓治と出会ったのは、そんなできごとがあった、あとの
ことである。


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かめおかエッセイ+優先情報…これだけ盛りだくさんで、
たったの1000円! ただし本日8月25日まで!

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2016年08月24日

物語版「零(zero)に立つ」第10章 中川卓治という男(1)/通巻67話

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


本日、公演3日前!

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日時/2016年8月27日(土)18:00開演
会場/シベールアリーナ(客席数456)
観劇料/3000円(当日3500円)
チケット購入先
 オフィス夢実子(事務局・菅野)080-6020-8837
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 シベールアリーナ 023-689-1166
 八文字屋POOL(山形市) 023-622-2150
 TENDO八文字屋(天童市)023-658-8811、
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※イセさんの誕生〜北海道に渡るまでを、まとめて一気に読めます。

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かめおかエッセイ+優先情報…これだけ盛りだくさんで、
たったの1000円! ただし明日8月25日まで!

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脚本担当・かめおかゆみこです。

山谷一郎著『岬に駈ける女』を主要資料としながら、かめおかの視点で、イセさんの
物語をつむいでいます。物語ですので、すべてが事実ではなく、想像やフィクション
がまじる部分もあります。けれども、イセさんの生きかたの根本ははずさないで書い
ていくつもりです。ご感想をいただければ励みになります。よろしくお願いします。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65 66
※これまでのあらすじは、こちら


ここで、時間は少し巻きもどる。

「お職」となって、忙しい日々を送りながらも、イセは、柔道場
がよいだけはやめなかった。

週に一、二度であっても、思い切り気合を入れ、声をかけ、から
だを動かすことは、イセにとって、何よりの楽しみだった。

とくに、イセの得意技は、一本背負いだったから、この爽快感は、
何よりの気晴らしになった。

道場主の後藤万次郎先生が、目をかけて、かわいがってくれる
のもうれしかった。

最初は遠巻きに見たり、不快そうな顔をしていたほかのものた
ちも、イセの強さを知るにつれ、次第に仲間として受け入れてく
れるようになっていた。

いや、それどころか、その腕前には、ひそかに舌を巻くものさえ
いたほどである。

さて。そんな道場のなかで、イセには、ひとり、気になる男がいた。
名前を中川卓治という。

自分よりは11も年上で、身長は180センチ、体重80キロ
と、当時としても大柄な体格だ。何より、柔道が実にうまい。

そのみごとな巨体をフルに使っての、おさえこみ、しめわざの
迫力には、万次郎先生も、一目おくほどだった。

それだけでなく、小回りもきくので、なかなかゆだんならない。

卓治は、いつも上段者と組むので、イセとは組んだことがなか
ったが、その腕のたしかさに、いつも感心していたのである。

そんな柔道場からの帰り道。
髪をととのえながら歩くイセの背中に、声がかかった。

「おーい、帰るのかー? めしでも食っていかんかー?」

のんびりした声に振り向くと、中川卓治がそこにいた。
柔道着を丸めてぶらさげ、にこにこ笑って立っている。

イセは、その飄々とした表情につられて、思わず、
「はい!」と返事をしてしまった。

2人は、駅前の「島田待合」食堂ののれんをくぐった。

「おや、珍しい組み合わせだ」

島田待合の主人が、目を見張った。

2人のことはそれぞれ知っていたが、一緒に来るのを見
るのは、はじめてだったからだ。

「おじさん、ごぶさたしています」

イセは、ぺこりと頭を下げた。

このところ、自転車に乗る時間もなくなり、前のように足
しげく寄ることは、できなくなっていたのだ。

「おう、腹ぁへった。カツ丼をくれ!」

卓治は、どかっと椅子に腰掛けると、イセに訊いた。

「あんたも、カツ丼でいいか?」

イセがうなずくと、卓治は、にまあっと楽しそうに笑った。
なんだか、子どものような笑顔だと、イセは思った。

やがて運ばれてきたカツ丼を、卓治は、むしゃむしゃと、
豪快にたいらげ、「おかわり!」とどなった。

イセは、その食べっぷりに目を見張ったが、自分も負け
じとほうばった。そして、あとを追うように叫んだ。

「おじさん、おかわりください!」

そして、同時に運ばれてきた2杯めのカツ丼を、2人は、
きそうようにたいらげたのである。

「おめえは、オレの半分もねえからだで、たいした大まま
食らいだなあ!」

目の前で空になった丼を見て、卓治は、ますます愉快そう
に、からだを揺すって笑ったのだった。


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2016年08月23日

物語版「零(zero)に立つ」第9章「小梅」の死(7)/通巻66話

天童で産まれ網走で活躍した、中川イセさんの半生を描いた
語り劇『零(zero)に立つ
〜激動の一世紀を生きた中川イセの物語〜』


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日時/2016年8月27日(土)18:00開演
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観劇料/3000円(当日3500円)
チケット購入先
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 八文字屋POOL(山形市) 023-622-2150
 TENDO八文字屋(天童市)023-658-8811、
 「零(zero)に立つ」公演サポーターズメンバー、他
    

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脚本担当・かめおかゆみこです。

山谷一郎著『岬に駈ける女』を主要資料としながら、かめおかの視点で、イセさんの
物語をつむいでいます。物語ですので、すべてが事実ではなく、想像やフィクション
がまじる部分もあります。けれども、イセさんの生きかたの根本ははずさないで書い
ていくつもりです。ご感想をいただければ励みになります。よろしくお願いします。


第1章     第2章      10 11 12 13 14 
第3章 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
第4章 26 27 28 29 30 31 第5章 32 33 34 35 36 
37 第6章 38 39 40 41 42 43 44 第7章 45 46 47 
48 49 50 第8章 51 52 53 54 55 56 57 58 59
第9章 60 61 62 63 64 65
※これまでのあらすじは、こちら


小梅の弔いが済んだあと、網走では、何日も大雪がつづき、
その冬一番というほどの雪が積もった。

そのため、客足も落ちて、イセたちは、気持ちを落ち着ける
時間ができた。

また、娼妓たちも総出になって雪かきをやり、からだを動か
すことで、沈みがちになる気持ちをとどめることもできた。

そうして、誰もがそれぞれに、気持ちを取り直そうとしていた
ある日、楼主が、娼妓たちを集めて、言った。

「いいか。おまえたちには借金がある。その借金を返さねえ
うちに、逃げたり死んだりしようなんて、思うんじゃねえ。
今日から、許可なしの外出は一切禁止だ。わかったな!」

娼妓たちは、顔を見合わせた。いまでさえ外出は制限されて
いるのに…と。

ここでも、イセは黙っていなかった。

「冗談じゃないよ。なんでもかんでも、禁止されたら、私らは
窒息してしまうよ。私らだって、人間なんだ!」

そして、娼妓たちを見回して、こう言った。

「わたすに考えがある。みんな、わたすの部屋に来てくれな
いか? みんなと話をしたい。お父さん(楼主のこと)は、
私たちの話がすむまで待っててください」

イセは言うなり、さっさと自分の部屋に引き返した。有無を
言わせぬ雰囲気である。

「お、おい、イセ…」

楼主は青ざめた。イセの行動力や影響力は、もはや痛い
ほど、よく知っていたからである。

楼主がひるんだすきをのがさず、娼妓たちも、そそくさと、
楼主の前から姿を消し、イセの部屋に集結した。

イセは、部屋の一番奥に正座し、みんなをじっと見つめた。

「姐さん、どうするつもりなの? そりゃ、外出禁止はつら
いけど、ここをやめて生きていくなんて、できないよ」

おそるおそる、ひとりの娼妓が口火を切った。

イセは、ゆっくりとうなずいて、静かに言った。

「わたすはね…、あれから一所懸命考えたんだ。もう誰に
も、小梅みたいな想いはさせたくない。どうしたら、みん
なが幸せになれるだろうかって」

みなの視線が、イセに集まった。

ここまで親身になって、みなのことを考えてくれる「お職」
が、かつていただろうか。

「本当は、いますぐこんな商売から足を洗えたら、どんなに
いいかしれない。だけど、みんな、借金にしばられた身だ」

みなは、無言のまま、うなずいた。

「だから、くやしいけど、稼ぐしかないんだ。
それも、こずるくお客をだますんじゃない。誠心誠意、お
客をよろこばせて、また来てもらうんだ。

そうしたら、売り上げもあがって、店もよろこぶし、
待遇もよくなるかもしれない。みんなの借金も返せる。
身請けしたいってひとも、あらわれるかもしれない」

考え抜いた、イセのことばには、説得力があった。

「そして、一番かんじんなのは、からだを大切にすること
だ。せっかく借金を返せても、からだをこわしちゃ、なん
にもならない」

みなは素直にうなずいた。

「困ったことがあったら、みんなで助け合うんだ。そうし
たら、一日でも早く、ここから出ていくことができる!」

イセのちからづよいことばに、ほっと、安堵の空気が、
部屋のなかに流れた。

いつしか、みんなのこころは、ひとつになっていった。

階下では、楼主と女将が、一体、どんな要求をつきつ
けられるかと、おろおろしながら待っていた。

やがて、イセが2階からおりてきた。
イセが告げたのは、これだけだった。

「昼間の外出は制限しないこと。食事の中身をもう少し
ましなものにすること。それだけ守ってくれたら、私らは、
店のために、一所懸命はたらきます」

楼主と女将がほっとしたのは、言うまでもない。

そしてその要求はみとめられ、イセたちの暮らしは、少し
だけまともなものになったのである。


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網走市観光協会さまのサイトより、ご承諾を得て
網走の写真をお借りしています。ありがとうございます。
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「道立北方民族博物館」 
一般社団法人網走市観光協会さまご提供
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 04:08| Comment(0) | 物語版「零(zero)に立つ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする