2015年03月24日

脚本研究会に参加しました。

201412夢実子★網走取材旅行記★完成版.pdf
※クリックすると、ダウンロードできます。


かめおかゆみこです。

昨日は、私が参加している脚本研究会の月例会があり、できたばか
りの「中川イセ物語」(仮題)の、初稿をもっていきました。
毎回、自作をもちよっては、批評会をしているのです。

講師のふじたあさやさんは、もう20年以上お世話になっている、脚本
の師匠(演出家でもあります)。今年82歳になられるはずですが、
いまだ日本はおろか、世界じゅうをかけまわって、活躍されてます。

そんなわけで、しっかり、するどい批評をいただきました。うすうす気
づいていたのですが、書き手としての甘さが出て、「まっ、いいかー」
と思っていた部分でした。指摘していただいて、ヨカッタ!あせあせ(飛び散る汗)

ま、どのみち、脚本というものは、書いて終わりではなく、むしろ、
書き上げたところからはじまりなのです。頭のなかで、いくらこれで
いいと思っていても、役者がひとたび声にした瞬間に、「あちゃー」
という部分が見えてきたりします。

お客さまの反応にも学ばされます。ウケると想ったところがウケな
かったり、スルーしていたところが、妙にウケたり。お客に迎合す
るわけではありませんが、やはり反応はひろっておきたいところ。

そうして、役者とお客さまにみがかれながら、作品は成長をつづけ
るのです。もうその作品が上演されなくなるときまで。そのときが
脚本の完成、といえるのかもしれません。

演劇って、ある意味、はかない芸術なんですよね。映画のように、
フィルムが残って、後世のひとに見てもらえるわけでもない。いえ、
映像には残せますが、残した瞬間にもう演劇ではなくなってしまう。

いつでも、その瞬間瞬間を、「生」で生きているんです。役者も
そうですけど、生身でいるのは、お客さまもそう。生身の役者と
生身のお客さんが、一期一会で出会うのが、演劇という場なんです。

そして、そんな場をささえるための「しかけ」のひとつが、脚本
なんです。その意味では、脚本もまた生身なんですね。っていうか
ナマモノか。(笑)

今回は、とくに、ひとり語りになりますから、そのぶんよけいに、
お客さまとの向き合い度(こんな表現、ないけど)が、強くなると
思います。それだけに、それにたえうる脚本にしなければならない。
…と、意欲をあらたにした、昨日の研究会だったのでした!

20150425素語り+トークセッション.jpg
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 15:03| Comment(0) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月23日

脚本書きの立場から

201412夢実子★網走取材旅行記★完成版.pdf
※クリックしてダウンロードしてください。


かめおかゆみこです。

ブログをはじめて数日ですが、おかげさまで、
アクセスが、どんどん伸びています。感謝です。

そこで、このブログをおとずれるかたには、
いろいろなかたがいらっしゃると思うのです。

・夢実子さんのファンのかた
・かめおかゆみこの知人・友人
・中川イセさんに関心のあるかた
・フェイスブック等他の媒体で知ったひと
などなど。

ですので、はじめてのかたのために、ほんの少しだけ
自己紹介をしてもいいかなと、思い至りました。

北海道出身。中学時代から演劇をはじめました。中学校
演劇部の外部指導員を経て、現在は、フリーで活動して
います。表現やコミュニケーション系の講座もやってます。

脚本は中学校から書きはじめ、小中学生向けの脚本のほか、
10年間ほど、地域の市民ミュージカル、子どもミュージ
カルにかかわって、脚本を書いていた時期もあります。

なので、脚本そのものは、ある程度、書いてきたという
自負はあるのですが、今回の作品は勝手がちがいました。

語り劇というスタイルのこともありますが、何といっても、
中川イセさんという、おおきすぎる存在を、どう描くかと
いうことが、本当に一番おおきな課題だったと思います。

イセさんご自身は本は書いておられず、イセさんを取材し
て書かれた本が、3冊あります。そのどれもが、微妙に記
述がちがうのです。

当時は、イセさんがご存命だったこともあり、意図的に
フィクションを必要とした部分もあったのかもしれません。
あるいは、作家のオリジナリティーを出したいという気持
ちの反映なのかもしれません。

私にはその両方があるように思えます。というのも、イセ
さんの生きた軌跡は、波瀾万丈の二乗(笑)と言いたくなる
ほどのすさまじさで、ただ忠実に書いているだけでも、
充分、読みごたえのある小説になってしまうのです。

脚本を書いている途中で、脚本仲間に見てもらったときも、
「普通に読んだら、フィクションでありがちな設定って思
えるけど、すべて実話なんだよね」とおどろかれました。

そのくらい、イセさんの背負ってきたものの重さ、それに
めげず、はね返してきたイセさんのたくましさや生きる
ちからのおおきさ、その多彩さ。そうしたはざまで、作家
はどこに立ち位置を決めればいいか、悩むわけです。

それが、それぞれのフィクション部分というかたちで、反
映されたのではないかと思うのですが、書き手のみなさん
すべて鬼籍に入られたいまは、確認のしようもありません。

脚本は、小説とちがって、量に制限があります。いくら
内容が濃いからといっても、3時間も4時間もかかる上演
はできないからです。まして今回はひとり語りですから♪

そんなわけで、どこを削り、どこをひろうかが、最重要ポ
イントになったといえます。先日ようやく初稿を脱稿し、
4月25日の「素語り」は、これでやることになる予定です。

おそらく、8月の本番までには、稽古を重ねるなかでの
検討・修正がおこなわれ、さらにブラッシュアップされ
たものになると思います。楽しみです。

12月には、20人を超えるかたに取材させていただき
ましたが、お聴きしたエピソードそのものは、ほとんど
反映することはできませんでした。とにかく、もともと
の本のエピソードさえ、削りに削ったのですから。゜

けれども、お会いしたみなさんから受け取った、「イセ
さん像」は、しっかり反映させていただいたつもりです。
これは、本を読んだだけでは、充分には知ることができ
なかったことだと思います。本当に感謝しています。

(なお、より正確には、参考にさせていただいた本の
記述をそのまま使ったのはごく一部で、そこから私なり
に、舞台を意識した、再創造をおこなっています)

いま、タイトルをどうするか、スタッフのみなさんに
も、相談、検討しているところです。なんとか近日中
には決めたいところなのですが…。
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 13:56| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月25日、プレ企画をやります!

201412夢実子★網走取材旅行記★完成版.pdf
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かめおかゆみこです。
(今日から、誰が書くかを明記していきます)

今日は、企画のお知らせです。

語り劇「中川イセ物語」(仮題)は、現在、
2015年8月26日の網走公演を目標に、準備をすすめています。

この2015年8月26日は、まだ、正式発表ではないのですが、
網走の上演母体となってくれるみなさんとのやりとりで、
お互いの都合をすりあわせた結果、暫定的に決まっていることです。

が、実は、この日は、故・中川イセさんの誕生日なのです!

すりあわせのときには、お互い気がついていなかったのですが、
決まったあとで、判明! ほとんど、イセさんが引き寄せたと
しか思えません。なので、これで決定になるとは思うのですが、

4月24日、網走で、打ち合わせがひらかれることになりました。
こちらからは、夢実子さん・かめおかゆみこ、ならびに、
制作スタッフが1名参加します。そこで正式決定になるでしょう。

そこで、せっかくいくので、何か企画したいということで、
下記のような企画を立ち上げました。
ご都合がつきましたら、ご参加いただけるとうれしいです!

20150425素語り+トークセッション.jpg

素語り『中川イセ物語』(仮題) 夢実子

8月の網走本公演に先駆け、音響・照明等がまだ一切入らない状態で、
女優の夢実子が、この作品を「素」(生声)で語ります。
ぜひ、どんな作品世界が広がるのかをご覧ください。
そして、8月の本公演を、どうぞお楽しみに!

トーク・セッション 夢実子×かめおかゆみこ
中川イセさんに見る、気持ちの切り換えスイッチ

中川イセさんが、幾多の困難をのりこえられた理由の一つは、
気持ちの切り替えの早さにあったようです。
イセさんの生い立ちやエピソードから、その秘訣をさぐります。
生きるちからにつながるヒントがいっぱいです!

日時/2015年4月25日(土)10時〜12時
会場/北見市・美山住民センター多目的室
参加費/2000円(当日お支払いください)
問合せ・申込み/こちら

※午後は、かめおかゆみこの「『聴く』を磨く」体験会もあります。
 とおして参加されるかたは、1000円割引になります。
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 05:16| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月22日

キャパシティー〜中川イセさんのこと・3〜

201412夢実子★網走取材旅行記★完成版.pdf
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今日は、脚本を担当する、かめおかゆみこさんの
日刊メールマガジン「今日のフォーカスチェンジ」より、
中川イセさんをとりあげたメッセージを、ご紹介しています。
(改行は変えてあります)

第1弾「あきらめなさすぎるひと」は、こちら
第2弾「『負けないいきかた』は、こちら




今日のフォーカスチェンジ♪第4159号


キャパシティー

たとえば、いつも、通勤で使っている駅で、いつも使う
エスカレーターが、故障していたら?
階段をのぼる足が、重く感じないだろうか?

あるいは、ひとつだけのつもりでいた荷物が、急に
ふたつにふえたら、一つひとつは、それほど重さが
なくても、やはり重たく感じるだろう。

何を言いたいかというと、自分が想定した以上の大変な
体験をしたとき、そのひとが、どのように受け止めるか
で、その重みが変わってしまう、ということだ。

言い換えれば、そこで気持ちをどう切り換えられるかが、
ポイントになるということだ。

中川イセさんというひとは、気持ちの切り替えがとても
早いひとだった、と言われる。

半生記によれば、解決しない問題にこだわっても、頭が
痛くなるだけだから、考えないことにした…というくだ
りがあるが、どうにも太刀打ちできない(と感じる)
できごとに出会うと、ひとは、案外、さばさばするもの
かもしれない。

ということは、ひょっとしたら、落ちこんだり、パニック
になったりするのは、まだ、気持ちのどこかによゆうが
ある…と言えるのかもしれない。

このあたりは、気質も、かかわってくることかもしれな
いけれども…。

実母と死別して、不遇な子ども時代を過ごし、17歳で、
遊廓に身を落としたイセさんだけれども、わずか2年で、
自身に課せられた、千円の借金を返済してしまう。

そばやうどんが、10銭で食べられた時代である。
(10銭=0.1円)

イセさんが、知恵をしぼった結果ではあるが、環境に
流されない、気持ちの強さも必要だったろうと思う。

その後、遊廓を出て、結婚をするけれども、結婚を許可
してくれた義父に恩を感じて、遺された借金を、みずか
ら返済すると申し出る。

その額、現在に換算すると、1億円以上。それを、実際
に、20年で返してしまう。株や投資などではない。み
ずからのはたらきで。戦後の貨幣価値の下落もあったけ
れど、これはものすごいことだ。

この時点で、おそらく、イセさんのなかで、「1億円」
は、返済可能な金額として、インプットされたのでは
ないだろうか。(笑)

後年、80歳を過ぎたイセさんは、ある博物館の、財団
の理事長を引き受ける。このとき、財団は、数億の借金
で苦しんでおり、理事長の引き受け手が、いなかったそうだ。

イセさんは、引き受けるにあたって、「銀行も、80
過ぎのばあさんから、身ぐるみはがすことはないだろう」
と、言ったとか言わなかったとか。(笑)

いかにも、イセさんらしいエピソードだと思う。

さらに、90歳を過ぎてから、もっと多額の借金を
かかえる財団の理事長をも、引き受けている。そして、
いずれの財団も、現在なお存続している。

すべてがイセさんの功績とは思わないが、苦境のなか、
イセさんの存在が、強いささえになったのは、まちがい
ないだろう。

今回、イセさんの半生を、語り劇として上演することに
なって、取材のために、ゆかりのひとびとを訪問したが、
どなたもあたたかく迎えていただけたのは、イセさんの
恩恵にほかならない。

それにしても、こうして振り返ってみると、イセさんの
生涯は、ずーっと、借金とのつきあいだったように思え
てくる。

もしも、生まれる前に人生を選べるとしたら、おそらく、
選びたいと思うひとは、少ないだろう。

イセさんが、みずからそれを望んだかどうかは、知るよ
しもないが、苦難にあうたびに、それを超えて、みずか
らのキャパシティーを、広げつづけてきたのは、たしか
なことだ。

イセさんが背負った苦労は、確実に、イセさんを育てて
くれたのだ。そんなふうに感じる。

すごいひとに出会ったとき、自分には関係ないと考える
こともできるし、同じ人間なのだから、自分にもできる
と、考えることもできる。

どちらの選択がいいとも悪いとも思わないけれど、いの
ちはひとつ、人生は一度かぎりなのだから、徹底的にや
りきってみるのも、おもしろいだろう。

さて。あなたは、いま、どれだけのキャパシティーを
もっていますか? もう、それで充分だと思いますか?
それとも、もう少し広げてみたいですか?

どうするかは、あなたの気持ち次第。可能性は無限大です♪
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 12:21| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「『負けない』生きかた」〜中川イセさんのこと・2〜

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今日は、脚本を担当する、かめおかゆみこさんの
日刊メールマガジン「今日のフォーカスチェンジ」より、
中川イセさんをとりあげたメッセージを、ご紹介しています。
(改行は変えてあります)

※第1弾「あきらめなさすぎるひと」は、こちら



今日のフォーカスチェンジ♪第4158号


「負けない」生きかた


生きている実感が湧かない、というひとに、
いつもオススメするのは、
「洗面器に水を張って、2分間、顔をつけてみて」

まあ、海女さんか、素もぐりの選手でもないかぎり、
たいてい、生きている実感を味わえるはずだ。(*^_^*)

とまあ、冗談はさておき。
私たちが、自分を不幸せだと感じるとき、
しばしば、誰かとの比較をおこなっている。

あのひとに比べて自分は…とか、平均と比べて、
自分は…というふうに。

そして、その比較対象の基準が、まったくの主観
であることに、おおくのひとは、気づいていない。

少なくとも、このメルマガを読んでいる時点で、
パソコンまたは携帯をもっているし、それを使えて
いる環境にある。これだけで、世界全体から見たら、
相当恵まれた環境にあるのだ。

宇宙全体から見ても、そもそも生物の存在しない星
のほうが、多いわけだから、かなり特殊な恵まれた
環境にある。

だから、自分の状況と幸不幸は、あまり関係がない
と言えるのだ。

世のなかには、数奇な運命のもとに生まれたひとは、
たくさんいるだろうが、中川イセさんというひとも、
相当スペシャルな運命を、さずけられたひとだ、と思う。

今回、語り劇のための脚本を書くことになって、イセさん
の足跡をたずねてみたが、何よりおどろかされるのは、
イセさんが、その人生のなかで、一貫して、生きかたが
ブレていないことだ。

ひとは、弱い。ときに、くじけたり、いじけたり、
すねたり、ひねくれたりするのは、当然なのだ。

まして、

・父親がヤクザもの
・生母と死別
・里子に出される
・学校でいじめられる
・親の都合で、急に連れもどされる
・生家で女中あつかい

というような体験を、10歳までに、すべてクリア?
するという、ひとなみはずれて、不遇な境遇におかれ
れば、なおさらだ。
にもかかわらず、イセさんは、めげるということをしない。

性格のゆえなのか、天の恩恵なのか、それはわからない。
とにかく、生涯にわたって、「負けない」生きかたを
しているのだ。

誰に負けないのか? 環境に。境遇に。あらゆる逆境に。
もしかしたら、自分自身に…。

いずれにしても、どのような状況においても、
「ではどうするか」と、打開策を考え、実行していく。
それが、イセさんの生きかたなのだ。

だから、そのまま書くと、ただの美談になってしまう。
ドラマとしては、おもしろくならない。(笑)

そのため、書き手としては、別の工夫が必要になるわけ
だが、ともかく、作品の素材という枠組みを超えて、
イセさんは、私を刺激しつづける。こんなことも、
めずらしいことだ。

もしかしたら、いま、イセさんのような生きかたが、
必要な時代になっているのかもしれない。環境や状況に
左右されず、自分自身を生きるという生きかたが。

ここまで書いて、気がついた。
私たちは、このところ、ひととしてのモデルを、
見失いかけていたのかもしれない。

もちろん、確固とした自分があり、自分は自分を生きる、
というひとは、そのかぎりではないが、おおくの私たち
は、ついつい、目の前のことに翻弄されて、大切なこと
を見失ってしまう。

どう生きたいのか。どうありたいのか。
つねに、そこに還るための、指標が必要なのだ。

イセさんを、必要以上に、理想化するつもりはないが、
少なくとも、いま、私は、イセさんから、とても
パワフルなエネルギーを受け取っている。

それは、いま、私が生きていくうえで、こころよくも、
刺激的なパワーとなっている。

イセさんの肉体は、もうほろびたけれども、本や資料を
とおして、また、イセさんと親交のあったひとたちを
とおして、イセさんは、いまも、私たちにメッセージを
送りつづけている。

これを受け取らない手はあるまい。
これを活用しない手は、あるまい。

少なくとも、脚本を書くという作業をとおして、私は
私なりに、バトンを受けとったのである。

受け取った以上、走らねばならないだろう。いや、
走ることを私は選んだのである。

だから、走る! 次に手わたす誰かのために…!



第3弾は、こちら
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 12:11| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「あきらめなさすぎるひと」〜中川イセさんのこと・1〜

201412夢実子★網走取材旅行記★完成版.pdf
※クリックして、ダウンロードしてください。


今日は、脚本を担当する、かめおかゆみこさんの
日刊メールマガジン「今日のフォーカスチェンジ」より、
中川イセさんをとりあげたメッセージを、ご紹介します。


今日のフォーカスチェンジ♪第4151号

あきらめなさすぎるひと


2007年に、105歳で天寿をまっとうした、
中川イセさんというひとがいる。

友人で女優の「夢実子」さんが、
このひとを題材にした語り劇
(ひとり芝居と朗読の中間みたいなスタイル)
を演じることになり、私が脚本を担当している。

イセさんというひと、資料を読めば読むほど、すごい。

波瀾万丈ということばは、
このひとのためにあるのかというような人生。

天は、それを受け止められるひとにしかあたえない
ということばが、ぴったりくるような。
ひさびさに、骨のあるひとに出会った、という感じだ。

山形県天童市に生まれ、17歳からは北海道網走に移る。
本1冊ついやしても終わらない(実際、数冊出てる)
ほどのドラマを生きて、その人生を終えられた。

おそらく普通に本を読むだけでも、刺激は受けるだろうけれど、
今回、劇化をとおして、夢実子さんも私も、それ以上の刺激を
受けつづけている。これほどのひともまためずらしい。

逆境にたいして、あきらめなさすぎるひと(変な日本語)
なので、私たちも、何か困難なことがあっても、
「できない」「無理」ということが言えなくなってしまった。(笑)

いや、当人はすでに亡くなっているのだから、
別に誰に、文句を言われるわけでもないのだが、
とにかく、言えない気持ちになってしまうのだ。

その生きかたというか、生きざまをとおして、
ダイレクトに、メッセージを、受け取りつづけている感じだ。

本当は、その生涯がいかに波瀾に満ちたものであったかを
書きたいのだが、書き出すと、
おそろしく長くなってしまうので、今日はがまん(爆)。

気になるかたは、検索してみてください。

今日お伝えしたかったことは、そんなふうに、
生きかたをとおして、ひとに影響をあたえられるひとが
いるのだなあということ。

何しろ、私たちは、ことあるごとに
「イセさんだったら、こんなとき…」と考えるのが、
くせになりつつあるのだから。

昨年12月、夢実子さんとともに、網走に取材旅行に
行ってきた。そのときに、イセさんと交流のあった
かたがたとも、お会いしてきたのだけれど、
そのどなたもが、親しみをこめて、イセさんのことを語る。

だから、けっして、本のなかの美化された存在ではなく、
生身のひととして、そのひとたちとともに生き、

亡くなったあとも、こころのなかに生きているのだという
ことがわかる。亡くなってもなお、影響をあたえつづけて
いることがわかる。

生きているうちにお会いできなかったことが、つくづく
悔やまれるが、(小学生のころ、隣の町に住んでいた!)
まあ、それは考えてもしかたのないこと。

遺された手がかりをたぐりながら、私のなかで、イセさん
から、これからも、おおくのものを受け取っていきたい。

昨日、ようやく初稿を脱稿した(ので、このメッセージを
書いている)(笑)。

久しぶりに、手ごたえのある、おおきな作品に取り組めて、
わくわくが止まらない。

そして、まだまだ充分に書き切れていないことも感じるので、
さらに気合いが入る。

公演日など、詳細は、まもなく正式告知する。
乞ご期待! そして、応援よろしく!(*^_^*)



第2弾「『負けない』生きかた」は、こちら

第3弾「キャパシティー」は、こちら
posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 11:49| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月21日

201412網走★脚本取材旅行記by夢実子(ダウンロードできます)

2014年12月に、3泊4日で、
夢実子さん×かめおかゆみこ(実はダブルゆみこ)で、
脚本の取材旅行に、網走に出かけましたが、

そのときの詳細を、夢実子さんが、自身のブログに
連載していました。

中川イセさんのこと、かかわったひとたちのこと、
夢実子さんの想いなどが、詳しく書かれています。
写真も豊富で、取材旅行の雰囲気がよく伝わってきます。

興味のあるかたには、ぜひ読んでいただきたいので、
PDFにして、ダウンロードできるようにしました。

201412夢実子★網走取材旅行記★完成版.pdf

上記をクリックすれば、そのままダウンロードできます。
読んでいただいて、感想などいただけるとうれしいです。

このページのコメント欄でもかまいませんし、
夢実子さんかめおか個人あてのメールでもかまいません。

そして、これからいよいよ本格始動するこのプロジェクトを、
応援していただけるとうれしいです!
                    (かめおかゆみこ)


posted by 夢実子「語り劇」プロジェクト at 07:21| Comment(1) | 報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月20日

「中川イセ物語」(仮題)が生まれるまで

脚本担当のかめおかゆみこが、
自身のブログで、今回のいきさつについて、
まとめてアップしています。そのまま転載します。

以下、転載文。


通称「ばっちゃん」または、「イセばっちゃん」。明治、大正、昭和、
平成の4つの時代を生きた、すごいひとなのだ。それも100歳ま
で現役で、要職をつとめたので、ほんとに、タダモノではない!

過去には、半生をつづった本が3冊出版され、テレビドラマにも
なったことがあるが、没後は、やはりとりあげられることも減って
いるようだ。

イセさんが里子に出された天童市荒谷に住む、友人の夢実子
さんが、自分の「語り劇」の題材に、イセさんをとりあげたいと
考えたのは、いまから13年前。

でも、そのときはタイミングではなかったようだ。脚本を書いて
くれるひとに依頼したものの、うまく折りあわず、夢実子さんも
もうひとつ動けないまま、話は凍結になってしまった。

でも、ずっとこころのなかにしまって、機会を待っていた。そして
昨年9月に、私が、夢実子さんのもうひとつの仕事である、「声
とことばのレッスン」(こちらは本名の今田由美子でやっている)
を企画したとき、あらためてこの話を聴いたのだ。

正確には、「いつかは実現させたい」と、夢実子さんが、自分で
「予告編」をつくって、語ったものを聴かせていただいたのだ。
その迫力、想いの強さにこころをゆさぶられた。

とはいえ、これだけの人物を脚本化するのは、たやすい話では
ない。興味はひかれたが、言いだせないまま、代わりに、「イセ
さんが生涯を過ごした網走は、私の実家のある街。イセさんの
足跡をたずねてみない?」と、言ってしまった。

言ってしまったからには、同行することになり、取材先をあたって
もらったら、とんとん拍子に、3泊4日の取材行程が決まってし
まった。流れが生まれるとはおそろしいものだ。

いや、それは同時に、イセさんの功績といっていいかもしれな
い。取材先で会うひと、会うひと、どなたもが、イセさんのことを、
なつかしく、うれしげに語ってくれた。みなさんのなかには、まだ、
イセさんがしっかりと生きているのだ。

そうして、北海道新聞の記事のように、取材も受け、まあ、そのこ
ろには、もう、私が脚本を書くことを正式に観念した…というか、
同行した時点で、決まってしまったようなものなのだが。

というわけで、この話は、まもなく立ちあげになる、夢実子さん
の「語り劇」プロジェクトのブログに引き継いでいくことになると
思うけれども、この1か月の近況報告の代わりに書いてみた。

ちなみに、脚本は、先日初稿を脱稿。もちろん、劇づくりをしな
がら、さらに改稿していくことになるのだが、とりあえずは、方向
性が見えたところで、ほっとひといき。

ちなみに、2月23日には、第1回スタッフ・ミーティングを、山形
で開催した。こちらも、朝日新聞社の山形総局と、河北新報社
さんが記事にしてくださった。

(以上、転載終了)

網走タイムスさん、朝日新聞山形総局版さん、河北新報社さんの
記事をアップしておきます。

タイムズ2014.12.9.JPG20150225朝日新聞スタッフミーティング.jpeg
河北新報20150311.jpg
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2015年03月18日

夢実子「語り劇」プロジェクト★ブログを立ち上げます!

このブログは、
夢実子(本名・今田由美子)の「語り劇」の情報を、
プロジェクトチームとして発信していくために、
作成されました。

夢実子の「語り劇」は、現在、
「真知子〜ある女医の物語」が上演されていますが、
2015年からは、第2作として、
「中川イセ物語」(仮題)の上演が決まっています。

このブログでは、おもに、この新作の情報を中心に、
夢実子のみならず、スタッフが交代で、
夢実子の「語り劇」の最新情報を提供していきます。

まずは、2014年12月の新聞記事をご覧ください。
※クリックすると拡大されます。

20141207北海道新聞切り抜き.jpg
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